Natural history<br> ウサギ学―隠れることと逃げることの生物学

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Natural history
ウサギ学―隠れることと逃げることの生物学

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  • サイズ A5判/ページ数 270p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130601993
  • NDC分類 489.48
  • Cコード C3045

出版社内容情報

ようこそ、ウサギの世界へ! 40年にわたりウサギに取り組んできた研究者による集大成。ようこそ,ウサギの世界へ! 日本固有種ニホンノウサギ,特別天然記念物アマミノクロウサギそして侵略的外来種アナウサギ……かれらは捕食者から隠れて逃げるという戦略で長い時間を生き延びてきた.40年にわたりウサギ研究に取り組んできた研究者による集大成.

第1章 ウサギと人間――古くからのつきあい  

 捕らえる――狩猟

 食べる――食糧

 飼いならす――家畜化

 まとう――毛皮

 そこなう――被害

 知る――文化史



第2章 ウサギ学概論――分類・分布・進化 

 分類と分布

 生物学的特徴

 起源と系統

 日本のウサギ

 ウサギ科――穴居性から走行性へ



第3章 ノウサギ――走ることへの適応  

 固有種ニホンノウサギ

 白変化する体毛

 効率よい繁殖方法

 成長と発育

 食害問題と採食生態

 生態系のなかのノウサギの役割

 ノウサギの生息数減少と希少種問題



第4章 アナウサギ――穴居生活への適応と侵略的外来種問題

 起源と原産地

 侵略的外来種アナウサギの現状

 野生化アナウサギの影響と対策――石川県七ツ島大島の事例

 侵略的外来種としての対策――海外の事例



第5章 アマミノクロウサギ――日本の特別天然記念物

 奄美大島と徳之島

 発見史

 外部形態と分子系統

 生活史

 分布や生息数の変化と減少要因

 絶滅危惧種を保全する意味

 保護対策の取り組みと課題



第6章 ウサギ学のこれから――保全生物学の視点

 研究の現状と今後の課題

 研究者の交流

 希少種の保全

 これからのウサギ学<br>





山田 文雄[ヤマダ フミオ]
山田 文雄
山田文雄:独立行政法人森林総合研究所特任研究員

目次

第1章 ウサギと人間―古くからのつきあい
第2章 ウサギ学概論―分類・分布・進化
第3章 ノウサギ―走ることへの適応
第4章 アナウサギ―穴居生活への適応と侵略的外来種問題
第5章 アマミノクロウサギ―日本の特別天然記念物
第6章 ウサギ学のこれから―保全生物学の視点

著者等紹介

山田文雄[ヤマダフミオ]
1953年滋賀県に生まれる。1975年新潟大学農学部林学科卒業。1981年九州大学大学院農学研究科畜産学専攻(動物学)博士課程単位取得満期退学。現在、国立研究開発法人森林総合研究所野生動物研究領域鳥獣生態研究室特任研究員、農学博士。専門は動物生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ベーグルグル (感想、本登録のみ)

48
著者が40年にわたりウサギ研究に取り組んできた集大成。「ウサギと人間」から「ウサギ学概論」「ノウサギ」「アナウサギ」「アマミノクロウサギ」「ウサギ学のこれから」。一番気になったのは身近な「アマミノクロウサギ」。ハブ対策で持ち込まれた外来種のマングースの影響で、一時は生息数も減っていったが、マングースの撲滅対策が功を奏し、現在は生息数も範囲も拡がっている。だた、数が増えると農作物の被害が起きたり、新たな問題も出てきている。自然に反すると色々と弊害が起きる事実。2018/11/07

tuppo

5
うさぎの印象がものすごく変わった。系統分類からフィールドワークから歴史から保護活動から視点がさまざまで面白い。アマミノクロウサギに関する勉強になった。2023/04/14

nori

5
Focused at academic subject for rabbits but ordinary reader may have interesting. うさぎおいしい あのやま is true lyrics of Furusato?2020/01/17

まにゃん

2
私はうさぎを飼っているので読みました。うさぎの歴史、行動学、生態学。膨大な資料とともに興味深く、勉強になることが多かった。カイウサギの先祖穴うさぎだけでなく、野うさぎ、アマミノクロウサギ、ナキウサギについても満遍なく記載されている。人間がうさぎを利用し、追い詰め、そしてうさぎが繰り出す保守と防衛。防御能力が高い彼らを守っていかなければ、世界から居なくなってしまう。守りすぎても世界征服されてしまう。人間の采配が彼らの未来を決めているように見えた。2018/12/08

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