Natural history<br> フィールドサイエンティスト―地域環境学という発想

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フィールドサイエンティスト―地域環境学という発想

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  • サイズ A5判/ページ数 235p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130601429
  • NDC分類 519
  • Cコード C3040

出版社内容情報

さまざまな地域社会や生態系をフィールドに、多様な利害関係者と協働しながら問題解決を指向する新しい地域環境学。

アフリカのマラウィ湖,石垣島白保のサンゴ礁,アメリカのコロンビア川流域など,さまざまな地域をフィールドにしてきたひとりのフィールドサイエンティストが,多様なステークホルダーと協働して「地域環境学」という問題解決指向の新しい学問を立ち上げていく知的探求の物語.

【森岡正博氏(早稲田大学人間科学部教授・哲学者)推薦の辞】
「環境学に,理系も文系もない.佐藤さんは,世界のフィールドを駆け巡って『ひとり学際研究』を作り上げ,学問と社会の境界さえ乗り越えようとしている.アフリカから沖縄へ,シマフクロウからサケまで,人と自然が織りなす壮大な交響楽が聞こえてくるようだ.」

第1章 アフリカのマラウィ湖――開発途上国のなかの生態学
アフリカとの出会い/生態学者と地域社会/マラウィ湖国立公園/保護区を使いこなす漁民/科学を取り込み飼いならす/持続可能な資源管理に向けて

第2章 沖縄のサンゴ礁――定住する研究者
環境保全の主役はだれか/石垣島白保のサンゴ礁/レジデント型研究/地域の将来像を描く/里海としてのサンゴ礁/レジデント型研究者の位置づけと役割

第3章 里山を活かす――環境アイコン
人と自然をつなぐもの/コウノトリの野生復帰/佐久鯉の再生/シマフクロウと流域環境の再生/環境アイコンをつくりだす――長野大学の里山再生ツールキット

第4章 アメリカのコロンビア川――サケをめぐる多様な人々
地域社会のリアリティ/環境アイコンとしてのサケ/サケをめぐる知識の生産と流通/差異を維持した協働

第5章 新たな知の体系を求めて――地域環境学が目指すもの
実践的な総合科学/地域環境知/ローカルとグローバルをつなぐ/持続可能な社会への転換――科学の新しい役割

引用文献
終わりに
索引

【著者紹介】
佐藤 哲
佐藤 哲:総合地球環境学研究所教授

目次

第1章 アフリカのマラウィ湖―開発途上国のなかの生態学(アフリカとの出会い;生態学者と地域社会 ほか)
第2章 沖縄のサンゴ礁―定住する研究者(環境保全の主役はだれか;石垣島白保のサンゴ礁 ほか)
第3章 里山を活かす―環境アイコン(人と自然をつなぐもの;コウノトリの野生復帰 ほか)
第4章 アメリカのコロンビア川―サケをめぐる多様な人々(地域社会のリアリティ;環境アイコンとしてのサケ ほか)
第5章 新たな知の体系を求めて―地域環境学が目指すもの(実践的な総合科学;地域環境知 ほか)

著者等紹介

佐藤哲[サトウテツ]
1955年北海道に生まれる。1985年上智大学大学院理工学研究科博士課程修了、理学博士。京都大学生態学研究センター研究員、マラウィ大学助教授、WWFJ自然保護室長、長野大学教授などを経て、現在、大学共同利用機関法人人間文化研究機構総合地球環境学研究所・教授。専門は地域環境学、生態学・持続可能性科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

23
何となく鶴見良行先生っぽい。里海とは、人間の手が加わることで豊かな海が創出されることがある。これを柳哲雄氏は、生産性と生物多様性が高くなった沿岸海域としている(2006、71頁)。知識のトランスレーター:地域の自然環境と生態系サービスにかかわる科学者・専門家としての素養を持つと同時に、地域のステークホルダーの一員でもあり、科学知の地域への流入を、知識ユーザーの視点からの評価と再整理を通じて促進する機能を持つ個人または組織(Crosby,2000)という(83頁)。2016/07/17

takao

1
ふむ2022/04/17

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