身体と動きで学ぶスポーツ科学―運動生理学とバイオメカニクスがパフォーマンスを変える

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身体と動きで学ぶスポーツ科学―運動生理学とバイオメカニクスがパフォーマンスを変える

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  • サイズ A5判/ページ数 197p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130537018
  • NDC分類 780.19
  • Cコード C1075

出版社内容情報

経験と勘でおこなわれてきたトレーニングの生体内での効果を科学的に解明し,バイオメカニクスと結びつけることで,さらなるパフォーマンスの向上へ.高校で学んだ生物や物理の知識を活かし,日常の生活動作やスポーツという実践に応用してみよう.

目次





序章 スポーツを運動生理学で読み解く前に

 0-1 十分に発達させたい身体の3要素

 0-2 スポーツ生理学のアプローチ法

 0-3 スポーツ生理学の魅力



I スポーツと運動生理学



第1章 巧みさの源――スポーツと神経

 1-1 動きの司令官――脳・神経系

 1-2 文武両道――シナプスの情報伝達

 1-3 氏か育ちか?――系統発生と個体発生

 1-4 研ぎ澄まされた感覚――求心性神経と受容器

 1-5 身体に備えられた宝物――反射

★進化豆知識 23時59分の脳――ヒトの誕生と脳の進化



第2章 身体の基本――細胞とDNA

 2-1 運動の源――骨格筋の活動

 2-2 筋肉栽培法――レジスタンストレーニング

 2-3 得意なスポーツは?――筋線維組成

 2-4 あなたの設計書――DNAの構造

 2-5 一番小さな自分――原核細胞と真核細胞

 2-6 細胞のクローン――細胞分裂とそのメカニズム

★進化豆知識 生物としてのルール――生物の共通性



第3章 身体の土台?骨

 3-1 二本脚で立つ――地面反力と運動

 3-2 200のパーツ――骨とアライメント

 3-3 強い絆――関節と骨

 3-4 柔らかくしなやかに――骨のつくり

 3-5 生まれ変わる骨格――骨代謝回転

 3-6 どこまで動く?――関節可動域ROM

★進化豆知識 背骨の始まり――カンブリア爆発と背骨の獲得



第4章 酸素と血の巡り――呼吸と循環

 4-1 心臓ポンプと2つの道――血管,血液の循環

 4-2 身体の換気――肺の構造と呼吸

 4-3 大切な調節――運動中の呼吸と循環

 4-4 運動を支える酸素――摂取と負債

 4-5 持久力向上法――エアロビックトレーニング

■コラム 引き込み現象の活用

■コラム 内臓たちのチームワーク――体内環境の維持

■コラム からだはちくわ!?――消化吸収とワクチン



第5章 継続の極意――生命と運動

 5-1 エネルギーの通貨――ATPと筋収縮

 5-2 エネルギーの作り方――ATP再合成の経路

 5-3 エネルギーの流れ――エネルギー変換器

 5-4 地獄のHIIT――インターバルトレーニング

 5-5 疲労軽減の鍵――乳酸?

★進化豆知識 生きるためのチームワーク――細胞共生説

■コラム あるトライアル――富士登山の科学



II スポーツとバイオメカニクス



第6章 魚のように泳ぎたい――水中での運動

 6-1 水の世界――陸上との相違

 6-2 自然な対応――水中での生理応答

 6-3 沈んだり浮いたり――水泳の物理的特徴

 6-4 泳ぎの仕組み――競泳の科学

■コラム 水になじむ流線形――魚類の泳ぎのメカニクス



第7章 前へ進もう――陸上での運動

 7-1 ロコモーション――移動こそが動物の特徴

 7-2 自動動作の不思議――脊髄神経回路の貢献

 7-3 効率よく歩く――歩行のバイオメカニクス

 7-4 スプリント走――歩行と走行の相違

 7-5 バネで走れ!――弾性エネルギーの活用

 7-6 スプリント走の鍵――速く走るためのドリル

 7-7 9秒台への挑戦――科学と技芸の共存

★進化豆知識 陸へ踏み出そう――手足の起源



第8章 空への憧れ――空中での運動

 8-1 重力からの解放――跳躍のメカニクス

 8-2 ヒトのバネ――筋腱複合体の活躍

 8-3 カンガルーのジャンプ――アキレス腱と弾性力

 8-4 より遠くへ,より高く――陸上競技の跳躍

 8-5 風に乗れ!――飛行と揚力

■コラム 鳥のように飛びたい――飛翔のメカニクス

★進化豆知識 爬虫類と鳥類のあいだ――始祖鳥



第9章 ヒトに特有の動き――投・打・蹴

 9-1 動物を超える動き――オーバーハンド投げ

 9-2 ムチによるエネルギーの流れ――運動連鎖

 9-3 最後の〆(しめ)――かいなを返す

 9-4 打ち合いでウラをかく――予測

 9-5 自在に打ち分ける極意――心理的影響と再現性

 9-6 ボールとの衝突――脚のムチ動作

■コラム ディンプルと19番ホール!――ゴルフの不思議

■コラム ヤモリが先生――動物の巧みさのメカニズム



III 身体と環境



第10章 見かけに騙されるな?身体の中身

 10-1 ダイエットの真――身体組成と機能

 10-2 フィット or ファット――体脂肪率と肥満

 10-3 肥満の引き金――遺伝と環境

 10-4 すっきり軽やかに――肥満解消法

 10-5 身体スキャン――組成測定法

★進化豆知識 ヒトに残る進化の軌跡――器官と恒温性



第11章 適応力を磨け!――さまざまな環境への適応

 11-1 暑さを味方に――暑熱環境への適応

 11-2 寒くても強く――寒冷環境への適応

 11-3 高所で強くなる秘密――血液とトレーニング

 11-4 ストレスをバネに――運動による対処法

★進化豆知識 郷に入っては郷に従え――適応放散と収斂



終章 スポーツ生理学とバイオメカニクスの夢

 12-1 文化として昇華していった走

 12-2 生理学とバイオメカニクスの研究史

 12-3 研究の続き――研究を残す,見せる,伝える,助ける

 12-4 より俯瞰してみたい



付録 地球でともに生きる仲間たち

 1 今夜はパーティ――いろいろな単細胞生物

 2 鎧を着てみたり,ふにゃふにゃしてみたり――無脊椎動物

 3 水の中のカラフルな世界――魚類

 4 水辺のリゾート生活――両生類

 5 乾燥への挑戦――爬虫類 

 6 大切な空間――鳥類

 7 数少ない仲間――哺乳類

 8 生きていた証――示相化石,示準化石

 9 仲間と生きる――生物多様性と進化



参考文献

索引



Sport Sciences from the Viewpoints of Exercise Physiology and Biomechanics

Senshi FUKASHIRO and Ryoko UTSUMI

深代 千之[フカシロ センシ]
著・文・その他

内海 良子[ウツミ リョウコ]
著・文・その他

目次

スポーツを運動生理学で読み解く前に
1 スポーツと運動生理学(巧みさの源―スポーツと神経;身体の基本―細胞とDNA;身体の土台―骨;酸素と血の巡り―呼吸と循環;継続の極意―生命と運動)
2 スポーツとバイオメカニクス(魚のように泳ぎたい―水中での運動;前へ進もう―陸上での運動;空への憧れ―空中での運動;ヒトに特有の動き―投・打・蹴)
3 身体と環境(見かけに騙されるな―身体の中身;適応力を磨け!―さまざまな環境への適応)
スポーツ生理学とバイオメカニクスの夢

著者等紹介

深代千之[フカシロセンシ]
1955年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了、教育学博士。(一社)日本体育学会会長、日本バイオメカニクス学会会長、国際バイオメカニクス学会元理事

内海良子[ウツミリョウコ]
1989年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。同大学院修士課程修了。講師として主に中学高等学校の理科を指導する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。