出版社内容情報
いまも神は,いたるところで生きている――.社会学の知見に立ち,「宗教とは何か」に迫るとともに,政治・経済・学問・芸術・スポーツなどの根底に息づく宗教の論理を,身近な題材を通して鮮やかに描き出す.〈宗教社会学〉のリスタートを告げる入魂の一冊.
目次
宗教―自己言及的システム
信仰―生を自覚的に生きる
教団―敵対して、団結する
儀礼―生活のリズムを刻む
政治―ユートピアの思想史
経済―われらは神を信じる
学問―オープンな学びの場
芸術―「美」の感覚の共有
スポーツ―国民的一体感の醸成
セクシュアリティ―「愛」の理想と現実
生と死―生の不安、死の恐怖
新しい宗教―巨人の肩の上に立つ
著者等紹介
奥井智之[オクイトモユキ]
1958年奈良県に生まれる。1981年東京大学教養学部教養学科相関社会科学分科卒業。1988年東京大学大学院社会学研究科博士課程(社会学専攻)単位取得退学。現在、亜細亜大学経済学部教授。専攻、社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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れなち
6
宗教、と聞くとやや構えてしまうけれど、実は現代社会のいたるところに宗教的なものが残っている…というのが主張。例えば、政治を語る際の前提となるコミュニティ、経済であれば市場システム…よくよく考えると、「みんながそうだと信じているから」以上の説明ができないものはたくさんある。社会学者の大家たちを参照しながら、現代社会を手際よく料理していく様はさすが。ただ、何事も突き詰めていけば論理で説明できないところに至るのは当然であって、それを宗教といったところで「だから?」と言いたくなる感は否めなかった。2021/07/25
takao
3
ふむ2021/06/03
大熊真春(OKUMA Masaharu)
1
読むところがあまりなかった。2022/06/30
あらあらあらあら
0
ん・・・。ちょっと話の展開の仕方が下手すぎるのでは?と素人ながら。 いろんな具体的事例を引っ張っては来ているものの、なんの話をしているのかいまいちつかめないままダラダラ話が続き、突然結論じみたことが簡潔に書かれていることが多い。 ちなみに書かれてあることはそこまで難しいことじゃないですので、構成をちゃんとすれば高校生に読んでもらえるいい入門書になったはずです。2022/11/07