出版社内容情報
退職後も20~30年にわたってアクティブなシニア「サードエイジ」.身の丈でできる社会参加,就労,学習が,自分の生き方を豊かにし,地域社会を支え担ってゆく可能性.社会老年学の最近の成果をわかりやすくまとめ,今後さらに超高齢化社会に突入する「課題先進国」日本から発信する,ありうる未来像.
内容説明
退職後の生き方がこれからの日本を活かす条件。
目次
第1章 サードエイジを生きる―社会参加からの出発(退職シニアにとっての社会参加とは;社会参加位相モデル ほか)
第2章 シニアと社会とのかかわり(社会参加の現状;高齢者就労の現状 ほか)
第3章 サードエイジの学び(生涯学習における学び;生涯学習の実施施設と現状 ほか)
第4章 サードエイジの活躍の場―見過ごされてきた可能性(生涯現役を目指す社会―継続就労をめぐる現状;継続就労の課題 ほか)
第5章 成熟した超高齢社会の実現に向けて―個人と社会の成熟の実現(アクティブ・エイジングからみた健康に対する効果;生涯発達からみた効果 ほか)
著者等紹介
片桐恵子[カタギリケイコ]
神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。2003年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。日本興亜福祉財団社会老年学研究所主席研究員を経て2013年より現職。博士(社会心理学)。主要著書・論文:Katagiri,K.(2006).Successful Aging and Hierarchical Model of the Civic Engagement of Japanese Retirees.(アメリカ老年学会Civic Engagement in an Older America Paper Award受賞)、『退職シニアと社会参加』(日本社会心理学会出版賞、日本NPO学会優秀賞受賞、東京大学出版会、2012年)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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