スポーツ栄養学―科学の基礎から「なぜ？」にこたえる

寺田 新【著】

東京大学出版会（2017/10発売）

• サイズ A5判／ページ数 244p／高さ 21cm
• 商品コード 9784130527064
• NDC分類 780.19
• Cコード C3075

出版社内容情報

はじめに

序　章　スポーツ栄養学とは？

第1章　身体組成と体脂肪・脂肪細胞の種類

第2章　エネルギー消費量と摂取量

第3章　糖質――パフォーマンスと健康のための三大栄養素摂取法（その1）

第4章　たんぱく質――パフォーマンスと健康のための三大栄養素摂取法（その2）

第5章　脂質――パフォーマンスと健康のための三大栄養素摂取法（その3）

第6章　運動中の水分摂取法とスポーツドリンクの効果

第7章　パフォーマンス・健康とサプリメント

内容説明

ついつい食べ過ぎてしまうのは、なぜ？エネルギーをためる脂肪と消費する脂肪の違いとは？「腹八分目」で得られる効果とは？筋はなぜ肥大するのか？そこに食事はどのように影響するのか？高糖質食、糖質制限食、高脂肪食、ケトン食、それぞれの効果の違いは？ｅｔｃ．―そのメカニズムについて、細胞・分子レベルからくわしく解説！

目次

序章　スポーツ栄養学とは？
第１章　身体組成と体脂肪・脂肪細胞の種類
第２章　エネルギー消費量と摂取量
第３章　糖質―パフォーマンスと健康のための三大栄養素摂取法（その１）
第４章　たんぱく質―パフォーマンスと健康のための三大栄養素摂取法（その２）
第５章　脂質―パフォーマンスと健康のための三大栄養素摂取法（その３）
第６章　運動中の水分摂取法とスポーツドリンクの効果
第７章　パフォーマンス・健康とサプリメント

著者等紹介

寺田新［テラダシン］
１９９８年早稲田大学人間科学部卒業。２００３年早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士（人間科学）取得。日本学術振興会特別研究員（ＰＤ）。２００４年ワシントン大学医学部応用生理学教室ポスドク研究員。２００６年三共（第一三共）株式会社研究員。２００７年早稲田大学先端科学健康医療融合研究機構講師。２００９年日清オイリオグループ株式会社中央研究所主管。２０１２年東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系准教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[デビっちん]

○○は体にいいとか、〇〇以降は食べない方がいいとか食にまつわる情報が溢れる中、なぜそのように摂取するのが効果的なのかを理論の面から解説してくれていました。サプリに対する注意点が参考になりました。

2019/05/14

[そり]

私たちの体は絶えずその中身は入れ替わっている。60㎏の人は1日に約180gのタンパク質が分解され、新しいアミノ酸を使いながら同じ量のタンパク質を合成している。骨格筋を肥大するためには、バランスを崩し、合成量を上回らせることだ。そこで推奨される摂取量は体重1㎏につき2gほど。それを1日のなかで均等に分けて摂る。一度に合成に使えるアミノ酸には上限があるという仮説もある。さらに、大量に摂っても排泄されてしまい腎臓に負担をかけることになる。過ぎたるは及ばざるごとし、とはよく言ったもの。

2018/01/28

[えぬ]

素晴らしすぎる。 栄養学の知識はなかった自分が読んでも、よくわかる。自分が生物学の分野の人間だからどストライク。細胞の仕組みなどから分かりやすく栄養の摂取について語られている。絶対再読する

2017/11/26

[サンザイン]

ボディメイクの為の栄養摂取のポイントを理解したいという目的で購入した。本屋でパラパラとめくり「自分には難しすぎるかも」と感じたが、読み進めるととても分かりやすく、インターネットの動画や文章で見聞きしていたアレコレを理論的に知ることができたので満足。読み方としては、図表されたらその図を見て理解してからその先の文章を読んでいく、という流れを取ったら理解が深まった。スポーツをしているかいないかに関わらず、栄養摂取における人間の身体の仕組みを理解できるので、おもしろく読めると思います。

2020/05/22

[Fingol]

根拠とメカニズムを明確にしつつ、アスリートへの価値ある提言をしてくれている。糖質制限についてや、プロテイン摂取のタイミング、糖尿病のメカニズムは非常に勉強になった。

2021/03/01