出版社内容情報
呼びかけ、応える共鳴する存在論。ハイデガーの思想に分け入りながら、教育という営みの倫理的な基礎を探る。
目次
序章 教育と存在論―共存在と愛
第1章 存在に向かう思考―ハイデガーの「学び」
第2章 共鳴共振する存在―ハイデガー/ティリッヒの「つながり」
第3章 アガペーと共存在―パウロ/バディウの「弱さの力」
第4章 愛と共現前―マルセルの「コミュニオン」
第5章 教育の再構成へ―デューイの「協同性」
第6章 愛と信―ハイデガー/ナンシーの「共存在」
第7章 共存在の主体―ハイデガー/デリダの「生き残り」
第8章 共同性の基層―ハイデガーの「響き」
終章 教育の呼応存在論―愛を黙示するハイデガー
著者等紹介
田中智志[タナカサトシ]
1958年、山口県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学、博士(教育学)東京大学。現在、東京大学大学院教育学研究科教授。専攻教育学(教育思想史・教育臨床学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。