あらゆる学問は保育につながる―発達保育実践政策学の挑戦

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あらゆる学問は保育につながる―発達保育実践政策学の挑戦

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  • サイズ B6判/ページ数 393p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130513333
  • NDC分類 376.1
  • Cコード C3037

出版社内容情報

進む少子化、保育者不足、教育格差の拡大など、保育にまつわる現在進行形の課題に取り組む、東大発の発達保育実践政策学の挑戦。

少子化や保育者不足,教育格差の拡大等,保育にまつわる現在進行形の課題に対処するため,教育行政学,発達心理学,脳科学などの専門家が最新の学術的知見を結集して,学際的に立ち上げる,東大発,発達保育実践政策学の展望と挑戦.

はじめに(多賀厳太郎)
序 章 いま「保育」を考えるために(秋田喜代美)

第1部 社会と保育
第1章 現代日本の保育:人が育つ場としての保育(秋田喜代美)
第2章 公共政策の対象としての就学前の教育と保育(大桃敏行)
第3章 保育の制度・政策研究をめぐる諸課題(村上祐介)
第4章 座談会 保育・幼児教育実践の現在(井桁容子・佐々木美緒子・田中雅道・塚本秀一/聞き手:秋田喜代美・遠藤利彦)
 コラム1 歴史の中の保育と発達(浅井幸子)
 コラム2 比較教育学における保育研究(北村友人)
 コラム3 「発達保育実践政策学」への期待――「子ども・子育て支援新制度」の運用方策の視点(島田桂吾)
 コラム4 ワーク・ライフ・バランスと健康――TWIN studyの紹介(島津明人)

第2部 発達と保育
第5章 発達と保育のシステム論(多賀厳太郎)
第6章 ヒトの初期発達と環境(渡辺はま)
第7章 子どもの社会性発達と子育て・保育の役割(遠藤利彦)
第8章 ヒトの生活史戦略から捉えた保育(高橋 翠)
第9章 文化と文脈を内包する場としての保育(淀川裕美)
 コラム5 乳幼児は「ヘリ」で包囲されている(佐々木正人)
 コラム6 “赤ちゃん向けしゃべり”の意味(針生悦子)
 コラム7 デジタルおしゃぶり――赤ちゃんの能動性を研究するための古くて新しい方法(開 一夫)
 コラム8 早産児の脳障害の変化と今後の研究課題(岡 明)

第3部 保育と学問
第10章 座談会 発達保育実践政策学の構築に向けて(秋田喜代美・遠藤利彦・大桃敏行・佐倉 統・多賀厳太郎・村上祐介・山邉昭則・渡辺はま)
第11章 学術と社会の架け橋としての科学的序言――学術の健全な発展へ向けて(山邉昭則)
第12章 発達保育実践政策学への期待――学問と学問のつなぎ,学問と社会のつなぎ(佐倉 統)
 コラム9 再考――発達ダイナミクスとゆらぎ(山本義春)
 コラム10 食嗜好と保育(三坂 巧)
 コラム11 「ライフログ」から「食事ログ」へ(相澤清晴)
 コラム12 建築学から保育につながる(佐藤将之)

あとがき(多賀厳太郎・山邉昭則)

【著者紹介】
秋田 喜代美
秋田喜代美:東京大学大学院教育学研究科教授

内容説明

子育ては、学問にとって最高難度の研究テーマである。保育を担う社会と政策、保育の実態、乳幼児の発達の機構、保育に関わる人材の教育等について、社会科学、人文科学、自然科学までをカバーするあらゆる学問領域の専門家が結集し、新しい知の地平を切り拓く。

目次

いま「保育」を考えるために
第1部 社会と保育(現代日本の保育:人が育つ場としての保育;公共政策の対象としての就学前の教育と保育;保育の制度・政策研究をめぐる諸課題;座談会 保育・幼児教育実践の現在)
第2部 発達と保育(発達と保育のシステム論;ヒトの初期発達と環境;子どもの社会性発達と子育て・保育の役割;ヒトの生活史戦略から捉えた保育;文化と文脈を内包する場としての保育)
第3部 保育と学問(座談会 発達保育実践政策学の構築に向けて;学術と社会の架け橋としての科学的助言:学術の健全な発展へ向けて;発達保育実践政策学への期待:学問と学問のつなぎ、学問と社会のつなぎ)

著者等紹介

秋田喜代美[アキタキヨミ]
東京大学大学院教育学研究科教授・同研究科附属発達保育実践政策学センター・センター長

山邉昭則[ヤマベアキノリ]
東京大学大学院教育学研究科特任助教

多賀厳太郎[タガゲンタロウ]
東京大学大学院教育学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ゆう。

17
「発達保育実践政策学」とは何かを多様な学問分野から研究した書です。この学問とは、子どもの発達を見つめ保育実践の営みを対象とし、それを支える社会的な制度や文化システムを参画しながら、広い学際的研究領域を確立しようという野心があります。そのなかには「エビデンスに基づく保育」という視点もあるのだと思いました。僕は個人的に「エビデンス」と出てくると思考停止に陥ってしまうので難しかったです。子ども子育て支援新制度に対しては「前進」としている点など僕と意見が合わない部分もありましたが、全体的に面白い本でした。2016/06/17

aki

1
すくすく子育てにもよく出ている井桁さん、遠藤さんも名を連ねた、保育に関する知見を基礎研究と現場の両面からまとめた本。第四章の座談会、井桁さんの「お昼寝も食事も保育者の都合を優先させ過ぎている」という発言、しつけや生活リズムを整えるとの大義名分で子どもを型にはめているとの主張は新鮮だった。眠くなったら眠ることができる自律心を育てるべきという理屈はとても納得できるけど、現実的にどう実践しているか聞いてみたい。2019/12/10

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