出版社内容情報
人口の高齢化や医療の進歩によって医療費は増大の一途をたどり,経済的な限界のなか,現在の医療は多くの問題を抱えている.医療制度の歴史や諸外国との比較をふまえ,日本の医療の構造とその改革についてわかりやすく解説.初版から約10年,大幅に加筆した待望の増補改訂版.
内容説明
医療制度・政策論の決定版。医療政策の企画立案にも携わり理論と実務に通暁した著者が、日本の医療制度の構造を歴史分析と国際比較により解き明かし、今後の改革の方向性と道筋を提示する。初版から約10年。医療保険制度、医療供給制度、診療報酬制度のポイントをわかりやすく解説するとともに、地域医療構想、国民健康保険制度改革、医師の働き方改革など最新の政策動向を盛り込んだ、医療関係者必読の一冊。
目次
問題の所在と分析視角
1 歴史―日本の医療制度の沿革(医療制度の基盤形成期;医療制度の確立・拡張期;医療制度の改革期)
2 比較―医療制度・政策の国際比較(医療制度・政策の国際比較―総論およびドイツの医療制度改革;米国の医療制度改革と日本への示唆;スウェーデンの医療制度改革と日本への示唆)
3 展望―医療制度の改革の方向性と政策選択(医療保険制度の基本問題;各医療保険制度の構造と政策課題;医療供給制度の構造と改革の方向性;医療供給制度の改革手法)
総括
著者等紹介
島崎謙治[シマザキケンジ]
1978年東京大学教養学部卒業。厚生省入省。千葉大学法経学部助教授、厚生労働省保険局保険課長、国立社会保障・人口問題研究所副所長、東京大学大学院法学政治学研究科附属比較法政国際センター客員教授等を経て、2007年政策研究大学院大学教授、2020年4月から国際医療福祉大学大学院教授。博士(商学、早稲田大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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