出版社内容情報
格差や不平等をどのようにとらえ、どのような制度や政策を望んでいるのか。私たちの社会意識とそのメカニズムが浮かび上がる。
格差社会と称される現代日本社会.そこに生きる私たちは,格差や不平等をどのようにとらえ,またどのような社会のあり方,制度や政策を望んでいるのか.暮らし向き,高齢化,少子化,健康・医療など,実証データから日本人の社会意識とそのメカニズムを描き出す.
序章 福祉を意識からとらえる(白波瀬佐和子)
1章 2000年代の社会意識の変化――ネオリベラリズムか福祉国家か(武川正吾)
2章 人びとの暮らしとその将来見通し――生活意識の視点から(三重野卓)
3章 誰がどんな少子化対策を支持するのか(赤川 学)
4章 高齢者介護に関する意識(高野和良)
5章 健康と社会保障政策についての態度(佐藤雅浩)
6章 福祉社会における企業のあり方(高橋康二)
7章 自由の規定要因とジェンダー不平等――階層測定の単位に関する論争から(内藤 準)
8章 若者の社会保障への期待――国民年金制度に対する意識からみた世代間関係(白波瀬佐和子)
終章 格差社会の意識構造(白波瀬佐和子)
【著者紹介】
武川正吾:東京大学大学院人文社会研究科教授
内容説明
格差社会と呼ばれて久しい現代日本。人びとはどのように現実をとらえ、福祉に何を期待しているのか?暮らし向き、少子化対策、高齢者介護、健康格差―。現代社会の姿とそこに生きる人びとの意識をさまざまな視点から実証的に分析する。
目次
福祉を意識からとらえる
2000年代の社会意識の変化―ネオリベラリズムか福祉国家か
人びとの暮らしとその将来見通し―生活意識の視点から
誰がどんな少子化対策を支持するのか
高齢者介護に関する意識
健康と社会保障政策についての態度
福祉社会における企業のあり方
自由の規定要因とジェンダー不平等―階層測定の単位に関する論争から
若者の社会保障への期待―国民年金制度に対する意識からみた世代間関係
格差社会の意識構造
著者等紹介
武川正吾[タケガワショウゴ]
1955年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授
白波瀬佐和子[シラハセサワコ]
1958年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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kosukenouchi