出版社内容情報
現代日本の家族と社会の変容のメカニズムを、ゲーム理論から解き明かし、政策的提言をおこなう。
今,日本の社会構造は大きく変わろうとしている.とりわけ,家族と社会の弱体化は深刻である.本書では,家族と社会に経済学的,ゲーム理論的な分析を行い,その変容のメカニズムの解明から,政策的対応のあり方について提言する.
プロローグ 日本社会はどう変わったのか
第I部 社会構造の変化
第1章 日本社会の変容――20世紀の回顧
第2章 市場・共同体・政府――分析の枠組み
第3章 意思決定理論の基礎――経済学的に考える
第II部 家族と共同体の経済分析
第4章 家族の形成――家族を作るということ
第5章 家族内資源移転――親子間のやりとり
第6章 伝統的共同体――相互扶助のメカニズム
第7章 新しい共同体――人々の自発的なつながり
第III部 社会政策のあり方
第8章 少子・高齢化――子育て支援はなぜ必要か
第9章 生活格差――相互扶助の低下と潜在力支援
第10章 地域格差――地方分権と政府間財源移転
エピローグ 日本社会の未来と政策
【著者紹介】
山重慎二:一橋大学大学院経済学研究科准教授
目次
第1部 社会構造の変化(日本社会の変容―20世紀の回顧;市場・共同体・政府―分析の枠組み;意思決定理論の基礎―経済学的に考える)
第2部 家族と共同体の経済分析(家族の形成―家族を作るということ;家族内資源移転―親子間のやりとり;伝統的共同体―相互扶助のメカニズム;新しい共同体―人々の自発的なつながり)
第3部 社会政策のあり方(少子・高齢化―子育て支援はなぜ必要か;生活格差―相互扶助の低下と潜在力支援;地域格差―地方分権と政府間財源移転;日本社会の未来と政策)
著者等紹介
山重慎二[ヤマシゲシンジ]
1962年、鹿児島県生まれ。1985年、一橋大学経済学部卒業。1988年、ジョンズ・ホプキンス大学に留学。1992年、同大学経済学研究科より博士号(Ph.D.in Economics)を取得。トロント大学経済学部助教授を経て、1996年、一橋大学経済学部に着任。現在、一橋大学大学院経済学研究科および国際・公共政策大学院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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