出版社内容情報
土地や住宅の所有権、賃借権、抵当権をめぐる権利対立を解くには民法や借地借家法では問題が発生することを、経済学の視点から検証。
目次
第1部 不動産の基本的な権利を考察する(所有権;賃借権;抵当権)
第2部 権利間の対立を解きほぐす(賃借権の物権化と住宅供給抑制効果―所有権と賃借権の対立1;定期借地・借家契約の最適性―所有権と賃借権の対立2;短期賃借権と資金貸出市場―賃借権と抵当権の対立1;定期借地・借家権と抵当権行使―賃借権と抵当権の対立2;マンション開発と住環境:プット・オプションの活用―所有権者間の対立1;市街地再開発の新手法―所有権者間の対立2;区分所有権とマンション建て替え―所有権者間の対立2)
第3部 債権者と債務者の関係を考える(優先権侵害と銀行行動:「追い貸し」と「貸し渋り」;民事再生法の経済分析―破綻処理法制における抵当権の処遇;優先権侵害と銀行貸出の実証分析)
著者等紹介
瀬下博之[セシモヒロユキ]
1967年生まれ。90年上智大学経済学部卒業。97年慶応義塾大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得。専修大学商学部教授
山崎福寿[ヤマザキフクジュ]
1954年生まれ。76年上智大学経済学部卒業。83年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。上智大学経済学部教授。著書に、『土地と住宅市場の経済分析』(東京大学出版会、99年日経・経済図書文化賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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