統計学の日本史―治国経世への願い

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130430395
  • NDC分類 350.12
  • Cコード C1033

出版社内容情報

序文



第1章 幕末明治維新期のリーダーと統計――福澤諭吉と大隈重信

第2章 日本統計学のパイオニア――杉亨二と呉文聰

第3章 明治22年の訳字論争(1)――医学者森林太郎(鴎外)とスタチスチシャン今井武夫

第4章 明治22年の訳字論争(2)――森林太郎の方法学的統計学観

補 論 森林太郎と衛生学――わが国の医療経済学の一つの源流

第5章 明治統計学の学問論争――数学者藤沢利喜太郎とスタチスチシャン呉文聰

第6章 国勢調査実現への歩みと第一次世界大戦――渡辺洪基,阪谷芳郎と原敬

第7章 太平洋戦争と戦後の統計制度改革――戦時経済研究の蓄積と戦後統計機関の整備

第8章 明治から現代の統計学へ――統計学と因果法則をめぐって

終 章 統計と統計学の現在と未来を考える

内容説明

先覚者たちの理念と足跡。統計学は国の政策科学を担うものである。日本の明治維新以後の近代史において、明治、大正、昭和、平成の4つの時代の大きな転機に統計学は重要な関わりを持ってきた。統計学の源流を訪ねることで、現代社会において統計学と統計の果たすべき役割を再考する。

目次

幕末明治維新期のリーダーと統計―福沢諭吉と大隈重信
日本統計学のパイオニア―杉亨二と呉文聰
明治二二年の訳字論争(森林太郎(鴎外)とスタチスチシャン今井武夫
森林太郎の方法学的統計学観)
補論 森林太郎と衛生学―わが国の医療経済学の一つの源流
明治統計学の学問論争―数学者藤沢利喜太郎とスタチスシャン呉文聰
国勢調査実現への歩みと第一次世界大戦―渡辺洪基、阪谷芳郎と原敬
太平洋戦争と戦後の統計制度改革―戦時経済研究の蓄積と戦後統計機関の整備
明治から現代の統計学へ―統計学と因果法則をめぐって
統計と統計学の現在と未来を考える

著者等紹介

宮川公男[ミヤカワタダオ]
1931年埼玉県生まれ。1953年一橋大学経済学部卒業、1958年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。商学博士(一橋大学)。1971年一橋大学商学部教授、1979年同商学部長。経済企画庁システム分析調査室長、経営情報学会会長、システム監査学会会長、麗澤大学国際経済学部教授などを務める。現在、(一財)統計研究会会長、一橋大学名誉教授、麗澤大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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秋津

0
「スタチスチク」は如何にして統計学になり、どのように受容されたか、その歴史の源流をたどり、現代社会にどのような役割を果たすかを探ってみましょうという書。その重要性がいまいちはっきり見えてこないためか、統計の重要性を世間に説くのに苦心する先人たちの姿がありありと。いわゆる「歴史のif」ですが、統計が広く受容されていれば、戦前昭和期の外交政策など少しは違ったかもしれないねというエピソードも。本書において繰り返し引用される“統計伯”大隈重信曰く「国政はすべて議論であり、その根拠は数字、統計である」。2017/12/10

反動左翼

0
維新期の福沢諭吉と大隈重信。明治における森・今井、藤沢・呉との論争。大正9年原内閣による国勢調査の開始。昭和20年までの統計調査の動向と「劣化」、秋丸機関。そして戦後の学説史。2017/11/03

渓流

0
統計学が日本社会に受容されていく過程を描いた、まさに、統計学の日本史。数学というより統計を種にした歴史書。2019/05/25

睡眠学習

0
統計には難しい数学みたいなイメージがあるが、明治の日本、いや世界では国勢調査と結びついておりむしろ文系にこそ知っていてほしい概念であることを示した力作。統計は因果推論に使えるのかというのは森鴎外が二十代の頃から既に論争だったらしい2018/03/21

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