出版社内容情報
先進国企業による新興国進出のための企業経営のあり方を、理論と豊富な事例研究から体系的にとりまとめる。
新興国への進出に求められる企業経営とは何か――.インド,中国など世界経済に台頭する新興国において,先進国とは大きく異なるビジネス環境で求められる企業の経営戦略を,理論と豊富な事例研究によって体系的にとりまとめる.
第I部 戦略フレームワーク
第1章 新たなグローバル戦略の必要性
第2章 グローバルビジネスに関する経営戦略
第3章 経済社会制度とビジネス環境
第4章 競争優位を築く技術経営戦略
第5章 ■事例研究1■ 新興国における事業環境――インドの日本企業向け工業団地
第II部 事業戦略の構築と統合
第6章 アライアンスマネジメント
第7章 ■事例研究2■ 戦略的アライアンス――日立建機による中国法人の独資化
第8章 マーケティングの理論と実際
第9章 ■事例研究3■ マーケティング戦略――資生堂の中国マーケティング
第10章 海外における研究開発マネジメント
第11章 ■事例研究4■ 研究開発の国際化戦略I――タイの国立研究機関NSTDAと日系企業
第12章 ■事例研究5■ 研究開発の国際化戦略II――マルチ・スズキとインドの自動車市場
第13章 戦略統合と残された課題
【著者紹介】
元橋一之:東京大学大学院工学系研究科教授
内容説明
インド、中国など世界経済に台頭する新興国に、先進国企業はいかにして進出するか。先進国とは大きく異なるビジネス環境で求められる経営戦略を、理論と豊富な実例の組み合わせで解説する。演習問題もそなえた実践的テキスト。
目次
第1部 戦略フレームワーク(新たなグローバル戦略の必要性;グローバルビジネスに関する経営戦略;経済社会制度とビジネス環境;競争優位を築く技術経営戦略;事例研究1 新興国における事業環境―インドの日本企業向け工業団地)
第2部 事業戦略の構築と統合(アライアンスマネジメント;事例研究2 戦略的アライアンス―日立建機による中国法人の独資化;マーケティングの理論と実際;事例研究3 マーケティング戦略―資生堂の中国マーケティング;海外における研究開発マネジメント;事例研究4 研究開発の国際化戦略1―タイの国立研究期間NSTDAと日系企業;事例研究5 研究開発の国際化戦略2―マルチ・スズキとインドの自動車工場;戦略統合と残された課題)
著者等紹介
元橋一之[モトハシカズユキ]
1986年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了(工学修士)、通商産業省(現経済産業省)入省。1993年コーネル大学経営大学院修了(MBA)。1998年OECD科学技術産業局エコノミスト。2000年慶應義塾大学博士号(商学)取得。2002年一橋大学イノベーション研究センター助教授。2004年東京大学先端科学技術研究センター助教授、教授を経て、2006年東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略専攻(TMI)教授、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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