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職場学習論―仕事の学びを科学する

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  • サイズ A5判/ページ数 188p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130402507
  • NDC分類 336.47
  • Cコード C3034

内容説明

人は職場で「他者」とどのようにかかわり、学び、そして成長するのか?人材育成に有効な職場の原動力を、ビジネスパーソンに必要な3つのキーワード「業務支援」「内省支援」「精神支援」から解き明かす。仕事における能力向上をデザインするための一冊。業績向上や社内コミュニケーションの改善をめざす人材育成担当者、「仕事の学び」を向上させたいすべてのビジネスパーソン必読の書。

目次

序章 職場の中の学習をとらえる
第1章 「職場における学習」の背景をさぐる
第2章 職場における他者からの支援
第3章 職場における能力向上
第4章 誰からのどのような支援が能力向上に資するのか?
第5章 職場コミュニケーションと「能力向上」:業務経験談に着目して
第6章 「職場における学習」を振り返る

著者等紹介

中原淳[ナカハラジュン]
1975年北海道に生れる。1998年東京大学教育学部卒業。2001年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程中途退学。2003年大阪大学博士号(人間科学)取得。2006年東京大学大学総合教育研究センター助教授。現在、東京大学大学総合教育研究センター准教授、東京大学大学院学際情報学府准教授(学内兼担)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たくみくた

6
44冊目。中原淳さんのソロ著作ではデビュー作かな?①「人はどういった支援を受けて成長するのか」、②「どういう特徴を持った職場であったら人々は助け合い、関わり合いを持とうとするのか」という2つの問いに答えている。職場の支援の形は「業務支援」、「内省支援」、「精神支援」であり、それぞれの支援を「上司」、「上位者・先輩」、「同僚・同期」から受けるのが効果的な述べられている。2020/07/12

ポカホンタス

6
職場での学びに関する科学的研究。多数例の聞き取り調査を元に、質的研究的な手法でまとめあげられている。結果は平凡だが、こういう領域こそ科学的手法が重要であることを再認識した。著者は35歳の東大准教授。文章のいたる所に<若さ>があり、微笑ましくもあり、頼りないなーとも感じる。妻と息子への謝辞が13行も続く「あとがき」が、東大出版の本に出て来るなんて画期的。2011/01/10

sk

5
職場での能力向上が、上下関係だけでなく水平的関係からももたらされることを実証的に示す。手堅い。2019/06/01

wattann

4
う~ん今ひとつ説得力がないかなあと思われた。2012/02/12

スターライト

4
仕事で新人研修を行うことが多々あるので、その参考になればと思い、着手。といっても本書は、教育担当者がどう新人を教えればいいのかといったノウハウ書ではなく、社会人が仕事の中で何をどう学んでいくのかについて、職場という単位から考察した書である。実際の調査をもとにしているので統計的な記述もあるが、その辺は適当に読み飛ばしてもかまわない。仕事の能力向上には、上司や先輩だけでなく、同僚・部下との関係も大切であることを気づかせてくれる。業務支援は簡単だが、内省支援・精神支援はなかなか難しいなあ。2011/10/09

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