出版社内容情報
アメリカ・モデルの核となる「企業ガバナンス」に焦点を当て、そのあり方が民主主義的な秩序やルールといった社会的要素といかに密接に結びついているかを詳細に探り、アメリカのもつ経済社会構造の特質を照射する。
目次
第1部 アメリカ型企業ガバナンスの構造的特質(アメリカ型企業ガバナンスの経済社会的文脈;アングロアメリカン型企業ガバナンスと機関投資家の役割―米国型と英国型の比較;アメリカ州・地方公務員年金の資産運用と企業ガバナンス;アメリカ機関投資家の対外株式投資と企業ガバナンス)
第2部 市場経済的な企業ガバナンスの国際的普及(企業ガバナンスの多様性について―非収斂説としての経路依存性仮説の検討を中心に;中国国有企業のニューヨーク上場によるインパクト;中国の会社法と企業ガバナンス―市場経済化とグローバリゼーション)
著者等紹介
渋谷博史[シブヤヒロシ]
東京大学社会科学研究所
首藤恵[ストウメグミ]
中央大学経済学部
井村進哉[イムラシンヤ]
中央大学経済学部
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