沖縄米軍基地と日米安保―基地固定化の起源 1945‐1953

個数:

沖縄米軍基地と日米安保―基地固定化の起源 1945‐1953

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月19日 07時45分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130362665
  • NDC分類 395
  • Cコード C3031

出版社内容情報

日本にいまだ大きな影を落とす沖縄米軍基地は,なぜ,いかなる経緯を経て固定化されたのか?――1945年の終戦から1953年のアメリカによる施政権行使の継続決定まで,日米両国の構想と交渉の模様を膨大な資料を通じて詳細に描き,問題の構図を浮き彫りにする.現在に至るまで未解決の困難に向き合うため,改めて過去を検証し真相を解き明かした待望の書.

序 章 問題の所在と分析視角



第一章 沖縄米軍基地をめぐる日米関係の起源

第一節 保障占領の拠点としての沖縄米軍基地

第二節 米軍部の沖縄信託統治構想とその影響

第三節 日米両政府内における議論の本格化



第二章 冷戦下の米軍基地の役割変化と信託統治構想の動揺

第一節 沖縄米軍基地の役割変化の兆し

第二節 沖縄米軍基地の役割の再定義

第三節 「不後退防衛線」の一角としての沖縄



第三章 日本の再軍備と沖縄問題

第一節 朝鮮戦争と沖縄問題の変質

第二節 日本による沖縄防衛構想の浮上

第三節 沖縄米軍基地の整理・縮小の可能性



第四章 沖縄防衛問題と日本国内の政治対立

第一節 沖縄米軍基地の長期保有の確認

第二節 米国務省における沖縄の施政権返還論の後退

第三節 朝鮮戦争の休戦と沖縄問題の長期化



終 章 沖縄基地問題の構図



The U.S.Military Bases in Okinawa and Japan-U.S.Security Arrangements: The Origins of Long-Term Bases

Yoko IKEMIYAGI

池宮城 陽子[イケミヤギ ヨウコ]
著・文・その他

目次

序章 問題の所在と分析視角
第1章 沖縄米軍基地をめぐる日米関係の起源
第2章 冷戦下の米軍基地の役割変化と信託統治構想の動揺
第3章 日本の再軍備と沖縄問題
第4章 沖縄防衛問題と日本国内の政治対立
終章 沖縄基地問題の構図

著者等紹介

池宮城陽子[イケミヤギヨウコ]
1983年沖縄県生まれ。2008年東京都立大学法学部法律学科卒業。2016年慶應義塾大学大学院法学研究科単位取得満期退学、博士(法学)。慶應義塾大学、東洋英和女学院大学、二松學舎大学非常勤講師。専攻は、日本政治外交史、日米関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風に吹かれて

17
占領当初から朝鮮戦争休戦協定締結時の間における沖縄米軍基地の意義の変遷を論じる。  第二次世界大戦終結後、米ソ協調が崩壊し、期待していた国民中国は成立せず共産中国が誕生、そして朝鮮戦争勃発。米国占領軍の駐留目的は日本の非軍事化監視から日本の共産化阻止と西側陣営の防御壁へと変わり、米国は沖縄米軍基地の長期保有を目論むようになる。そして、戦争ともなると手薄になる米軍を補強するため日本は軍事化を要請されるようになった……。➡ 2020/12/08

ワッキー提督

1
占領期から講話直後にかけて、日米が沖縄を巡ってどのような外交的やりとりや戦略構想を抱いていたかを考察する一冊。沖縄の位置付けの変化が現在の沖縄を巡る状況に繋がっているという議論が読みやすくまとまっている。2018/04/16

ふら〜

1
ヤルタ体制から冷戦へと移る国際関係の中での日米関係を見ながら、沖縄の軍事上の役割や復帰が遅れた原因を考察。当初は保障占領の拠点としての役割だったものが、反共の拠点としての役割を持つようになったこと、日本が再軍備をして沖縄防衛の責任負担をすれば施政権返還も有り得た論理を(経済優先や政治的状況も鑑みて)日本政府がスルーしたこと等を明らかにする。基地固定化って書くと少しミスリーディングな気がするが、「潜在主権」を認めさせた段階で「沖縄」の優先順位は低くなったんだろうなという感じである。2018/03/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12635049
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。