出版社内容情報
憲法秩序において,国際規範はどのような法的効力を有するのか――国内法と国際法の相互関係がクローズアップされる近時の動向のなか,アメリカ合衆国・イギリス・フランス・ドイツ・中国・韓国・日本を対象に,各国憲法秩序における国際規範の実施権限のありかたを動態的に探究する.
目次
国際法と憲法秩序
第1部 アメリカ合衆国(権限関係の基本原則―アメリカの連邦制;国際規範の実施権限 ほか)
第2部 ヨーロッパ(イギリス・フランス・ドイツ)(権限関係の基本原則―EUと加盟国;国際規範の実施権限)
第3部 東アジア(中国・台湾・韓国)(中華人民共和国憲法/中華民国憲法;大韓民国憲法)
第4部 日本(権限関係の基本原則―憲法98条2項;国際規範の実施権限 ほか)
「国際憲法」論の現代的課題
著者等紹介
松田浩道[マツダヒロミチ]
兵庫県に生まれる。2009年東京大学法学部卒業。2011年東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻修了(法務博士)。同年東京大学大学院法学政治学研究科助教。2013年Columbia Law School修了(LL.M.)。2015年東京大学大学院法学政治学研究科講師。2016年‐現在、国際基督教大学教養学部助教。2019年東京大学大学院法学政治学研究科より論文博士号を取得、博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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