犯罪被害者の司法参加と量刑

個数:

犯罪被害者の司法参加と量刑

  • 在庫が僅少です。通常、3~7日後に出荷されます
    ※事情により出荷が遅れたり、在庫切れとなる場合もございます。
    ※他のご注文品がすべて揃ってからの発送が原則となります(ご予約品を除く)。
    ※複数冊ご注文の場合にはお取り寄せとなり1~3週間程度かかります。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■通常、3~7日後に出荷されます

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 370p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130361491
  • NDC分類 327.6
  • Cコード C3032

出版社内容情報

被害者の司法プロセスへの参加は、判決に影響を及ぼすのか。法社会学および心理学の知見をふまえ、実証的に分析。

被害者の司法プロセスへの参加は,裁判で下される判決に影響を及ぼすのか,あるいは及ぼさないのか.本書は,法社会学および心理学の知見をふまえ,被害者にかかわるどのような要素が量刑判断を左右するのか,実証的に分析する.従来の研究に見直しを迫る「法と心理学」の到達点.

はじめに
0-1.はじめに
0-2.日本における被害者保護の動向
0-3.本書の課題と検討方法

第1部 被害者による刑事司法への参加をめぐる状況と量刑への影響
第1章 日本
 1-1.日本における被害者の刑事裁判への参加
 1-2.日本における研究状況
 1-3.小括
第2章 アメリカ
 2-1.VISの概要
 2-2.VISが量刑に及ぼす影響に関する研究
 2-3.小括
第3章 オーストラリア,イギリス
 3-1.オーストラリアにおける状況
 3-2.イングランドおよびウェールズにおける状況
 3-3.スコットランドにおける状況
 3-4.小括
第4章 模擬裁判研究
 4-1.導入
 4-2.模擬裁判研究実施方法の特徴
 4-3.模擬裁判研究の知見
 4-4.模擬裁判研究の問題点とそれへの対応
 4-5.小括
第5章 先行研究の知見とその含意
 5-1.英米法圏における実証研究の知見の総括
 5-2.これまでの議論の取りまとめ

第2部 理論的検討
第6章 心理学の視点から
 6-1.公正の心理学の視点から
 6-2.帰属研究の視点から
 6-3.感情研究の視点から
 6-4.身元の分かる被害者効果の視点から
 6-5.進化心理学の視点から
第7章 裁判官の量刑判断と数値換算――その心理学的考察
 7-1.裁判官の量刑判断とバイアス
 7-2.具体的な数値としての量刑判断
第8章 知見の総括とその含意
 8-1.理論的検討の総括
 8-2.先行研究の知見の再検討

第3部 実証研究
第9章 被害者参加による影響のメカニズム
 9-1.「被害者参加が量刑判断に及ぼす影響」の意味
 9-2.被害者関連情報の分類
 9-3.小括
第10章 制度利用と量刑
 10-1.実験の実施方法
 10-2.分析結果
 10-3.小括
第11章 被害者感情と量刑
 11-1.問題関心
 11-2.実験の実施方法
 11-3.分析結果
 11-4.分布グラフに対する反応の違い
 11-5.小括
第12章 自動車事故事件の記録調査
 12-1.研究の目的および方法
 12-2.分析結果
 12-3.意見陳述制度以外の被害者関与との関連
 12-4.意見陳述制度と量刑判断との関係についての質的検討
 12-5.総合考察
 12-6.本調査の限界と今後の課題
第13章 まとめ
 13-1.実証研究の知見のまとめ
 13-2.心理学モデルとの関連
 13-3.本研究のまとめ
 13-4.課題への回答
 13-5.今後の課題

あとがき
参考文献
索引

【著者紹介】
佐伯 昌彦
佐伯昌彦:千葉大学法政経学部准教授

目次

第1部 被害者による刑事司法への参加をめぐる状況と量刑への影響(日本;アメリカ;オーストラリア、イギリス;模擬裁判研究;先行研究の知見とその含意)
第2部 理論的検討(心理学の視点から;裁判官の量刑判断と数値換算―その心理学的考察;知見の総括とその含意)
第3部 実証研究(被害者参加による影響のメカニズム;制度利用と量刑;被害者感情と量刑;自動車事故事件の記録調査;まとめ)

著者等紹介

佐伯昌彦[サエキマサヒコ]
1984年生まれ。2007年3月東京大学法学部卒業。2009年3月東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。2009年4月東京大学大学院法学政治学研究科助教。2012年4月千葉大学法経学部准教授。現在、千葉大学法政経学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。