出版社内容情報
国の内外を超えて深刻化し,生命をも脅かす環境問題に法は応えられるか? 環境・生命という21世紀型の問題解決に向けて,国内・国際の両次元から,科学的知識を踏まえ科学技術と法の関係を多角的に分析,具体的事例に則して実践レベルの提言を試みる.
内容説明
環境・生命を脅かす21世紀型の諸問題克服に向け、科学的知識を踏まえ科学技術と法の関係を分析、実践レベルの提言を試みる。
目次
1 科学と社会のインターフェース(リスク行政の手続法構造;放射性廃棄物規制における社会的要因と科学的根拠―日欧米比較より;食品安全規制の差異化と調和化―科学的知識、経済的利益と政策判断の交錯)
2 法的手法の多様化(環境法における費用負担論・責任論―拡大生産者責任(EPR)を中心として
医療における法化と規範の役割―法の過小と過剰
ドイツ環境法及びヨーロッパ環境法における統合原則)
3 国際的動態(国際環境枠組条約における条約実践の動態過程―1999年産業廃棄物輸出事件を素材にして;オゾン層保護条約の国内実施体制と過程―国内事業者の取組みに焦点を当てて;捕鯨問題―海洋生物資源の国際管理制度をめぐる一考察)
著者等紹介
城山英明[シロヤマヒデアキ]
1965年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科助教授(行政学)
山本隆司[ヤマモトリュウジ]
1966年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授(行政法)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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