内容説明
道路特定財源の背景をさぐり、混迷する政治の隘路を切り拓く。
目次
１章 高速道路―いかにつくられてきたか（高速道路とは何か；道路整備特別措置法；縦貫道法改正による七六〇〇キロ計画）
２章 高速道路の民営化（民営化の先行事例―国鉄の分割・民営化；小泉改革と日本道路公団の民営化；民営化とは；法案提出と道路公団の実態）
３章 一般道の歴史（明治初期の道路行政と機構；旧道路法の制定とその後；戦前の道路行政に関する論争―一九一三年の行政判例を契機とする論争；旧道路法の改正論議を契機とした論争；新道路法の制定）
４章 一般道の管理（一般道の現況；道路の管理；道路行政の財源；道路の計画―五箇年計画；国道昇格運動）
５章 道路行政の分権と政策評価（地方分権と道路行政；道路の評価、道路行政の評価；政治と道路の関係）
著者等紹介
武藤博己［ムトウヒロミ］
１９５０年群馬県に生れる。１９７５年法政大学法学部政治学科卒業。１９７７年国際基督教大学大学院行政学研究科博士前期課程修了。１９８４年（財）行政管理研究センター研究員。１９８５年国際基督教大学大学院行政学研究科博士後期課程修了、学術博士（Ｐｈ．Ｄ．）法政大学法学部政治学科助教授。１９８９年法政大学法学部政治学科教授。現在、法政大学大学院政策創造科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papahaba
0
高速道路・主に国道の法的・行政的歴史から、誰がどのように決めているのか全体像が見える。中央区道路率２６％は衝撃的な数値。狭い日本が道路大国になっている。終章は聾呂業界に対する辛辣な批判で終わる。2022/01/20
