イスラーム地域研究の可能性

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  • サイズ A5判/ページ数 264p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130341813
  • NDC分類 226
  • Cコード C3330

内容説明

現代世界の総合的理解と新たな地域研究モデルを求めて。東南アジア・中国・中央アジアから中東・東欧を経てアフリカ西部まで多様な地域と研究分野を重ね合わせて、実証的な知の体系を構築する。

目次

イスラーム地域研究は何をめざすか
1 イスラーム地域研究の新地平(歴史学・東洋学とイスラーム地域研究;地域間比較の試み―中央アジアと中東;人類学とイスラーム地域研究;経済学とイスラーム地域研究)
2 イスラーム地域研究の課題と展望(異文化のなかのイスラーム―ヨーロッパにおけるムスリム社会の研究;これからのイスラーム法研究―法文解釈を中心として;ムスリム民衆研究の可能性;イスラーム地域研究に地理情報システムを適用する方法)
3 海外からみたイスラーム地域研究(イスラーム地域研究についての回顧と展望;イスラーム地域研究プロジェクト―グローバルとローカルな視点)

著者等紹介

佐藤次高[サトウツギタカ]
1942年生。早稲田大学文学部教授、東京大学名誉教授。東京大学大学院博士課程中退(アラブ・イスラーム史)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kenji Suzuya

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「イスラーム・地域研究でもなくイスラーム地域・研究でもなく、イスラーム地域研究なのだ」という禅問答に、果たして明確な答えがあっただろうか。目標の一つであった学際的なディシプリンの総合は、結局不十分にしか達成されなかったのではないか。本書の中でさえそうである。それは、この研究プロジェクトにおいて歴史家が中心となり、多数を占め、しかもそのことを積極的に肯定してしまっていたことと無関係ではないのではないか。2013/04/22

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