中国・海南島―焼畑農耕の終焉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 226p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130341721
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C3330

出版社内容情報

中東,中国,東南アジアの3つの地域を対象に,所有・契約・市場・公正をテーマに,原理的レベルで比較する.比較の座標軸からアジアを見直し,アジアのフィールドで展開するプレーから現代社会を見直す鍵をみつける.歴史,法,経済,文化人類などの研究者による時代と地域を超えた共同研究. 

内容説明

巨大な領土と多様な環境をもつアジア最大の国家・中国は、「アジア地域の環境保全」を考えるうえでもっとも重要な地域である。その広大な領土のなかのひとつの点のような場所から、市場経済・観光開発と変化する環境との拮抗関係をとらえ、海南島のリー族社会という極微な眼から、その「生活世界」と「環境」を透視する。

目次

リー族の生活世界の現在と開発
1部 外部からみたリー族社会(史書にみるリー族の生活世界;酒とフィールドワーク)
2部 自然利用の変容と生活(環境利用の変容と生活適応戦略;環境保全と両立する生業)
3部 生業経済から市場経済へ(換金作物と貧困克服の試み;都市近郊農村のマーケット依存性;市場経済の浸透と商いの自立性)

著者等紹介

篠原徹[シノハラトオル]
国立歴史民俗博物館教授、総合研究大学院大学教授。博士(文学)。1945年中国長春生まれ。1969年京都大学理学部植物学科卒業。1971年京都大学文学部史学科卒業。岡山理科大学蒜山研究所助手、岡山理科大学教養部助教授、国立歴史民俗博物館助教授を経て現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。