出版社内容情報
日本社会を東アジアというリージョンのなかに脈絡づけ、植民地支配の問題に始まり、現代の労働移動、メディア、大衆文化、環境問題などにいたるまで、近代の構造と持続的な特徴を浮かび上がらせる。複眼的な視角で日本社会の軌跡とその将来を示唆する。
内容説明
労働移動、民族、文化、教育、メディア。植民地支配の時代から現代まで。
目次
序 東アジアの中の日本、日本の中の東アジア
1 近代沖縄と日本―日清戦争後の学校教育と「同化」を中心に
2 在日朝鮮人の「多様化」の一背景―「民族」・「祖国」・「生活」をめぐって
3 日本のマスコミとアジア
4 台湾における日本トレンディー・ドラマの受容と変容
5 日本「留学」「就労」の意味―滞日中国人における準拠集団とその変容
6 経済開放下の中国における人口・労働力移動
7 かつお節と近代日本―沖縄・南進・消費社会
8 日韓企業経営の異同―社会学の視点から
著者等紹介
小倉充夫[オグラミツオ]
津田塾大学学芸学部教授
加納弘勝[カノウヒロマサ]
津田塾大学学芸学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。