出版社内容情報
1980年代以降本格化した日本社会の国際化のなか,「外国人問題」の現実,政策,運動を,労働,都市,地域社会,政治参加などの側面から分析する.日本の国際化が「外国人問題」に及ぼした影響,また逆に外国人や外国人支援組織が日本社会に与えたものを考察する.
内容説明
労働、都市、地域、政治―「外国人問題」の現実。
目次
序 日本社会の変容と外国人の生活世界
1 日本の外国人労働者政策―政策意図と現実の乖離という視点から
2 外国人労働市場の分岐の論理―エスニックな分水嶺の発生メカニズム
3 日本の企業と外国人労働者・研修生
4 世界都市からグローバルシティへ―「世界都市」東京の二〇年
5 グローバルシティの下層マイノリティ―間隙を縫う
6 地域社会の変容とエスニシティ―外国人集住都市・浜松の事例
7 日本の国際化とインドシナ難民―ベトナム系住民の視点を中心に
8 外国人の政治参加―外国人参政権・外国人会議・社会運動をめぐる行為戦略
著者等紹介
梶田孝道[カジタタカミチ]
一橋大学大学院社会学研究科教授
宮島喬[ミヤジマタカシ]
立教大学社会学部教授
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