出版社内容情報
ロールズ『正義の理論』の登場によって現代的再生を見た契約論的思考は,人々が公共的決定に到達するためのモデルとしてどのように資することができるのか.社会科学の理論ないしモデルとしての社会契約論の現代的意義を明らかにする.
内容説明
契約論的思考は社会科学においてなぜ必要とされるのか!ロールズ、ノズィック、ゴーティエらの諸説の検討を通じ「社会契約」という考え方の現代的意義を明らかにする。
目次
第1章 社会契約と現代社会正義論
第2章 ロールズ『正義の理論』と社会契約
第3章 ノズィックと社会契約
第4章 「相互利益としての正義」VS.「不偏性としての正義」
第5章 国際正義論と社会契約
第6章 結語
著者等紹介
飯島昇蔵[イイジマショウゾウ]
1951年千葉県に生まれる。1976年早稲田大学政治経済学部卒業。現在、早稲田大学政治経済学部教授
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