出版社内容情報
なぜ人々は集団に参加するのか.形成された集団は,どのように維持され,存続するのか.個人の合理性と集団の目的の対立を基本的モチーフとし,集団理論に大きなインパクトを与えてきた.公共選択論からアプローチする.
内容説明
集団・組織の形成・維持・存続はいかにしてなされるのか!集団目的と個人合理性の衝突という観点から、社会集団の理論を展開し、経済発展、国家体制、民主主義論に説き及ぶ。
目次
序章 集団・組織の理論への公共選択アプローチ
第1章 集合行為問題の提起―オルソンの問題提起
第2章 集合行為問題の展開
第3章 集合行為問題の経験的検証
第4章 集合行為問題と民主政治―オルソンの新たな問題提起
第5章 組織の維持・存続―ハーシュマンの問題提起
第6章 組織間関係論
第7章 公共選択アプローチの意義と展望