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出版社内容情報
第1章 改正作業のはじまりと改正の思想
第2章 消滅時効
第3章 法定利率
第4章 保証
第5章 定型約款
第6章 債権譲渡
第7章 解除と危険負担
第8章 「瑕疵担保責任」から債務不履行責任へ
第9章 分かりやすい民法――総則編
第10章 分かりやすい民法――債権編総則
第11章 分かりやすい民法――契約総則
第12章 分かりやすい民法――典型契約
内容説明
債権法改正の経緯と背景、その核心を語る。何が問題だったのか!
目次
改正作業のはじまりと改正の思想
消滅時効
法定利率
保証
定型約款
債権譲渡
解除と危険負担
「瑕疵担保責任」から債務不履行責任へ
分かりやすい民法―総則編
分かりやすい民法―債権編総則
分かりやすい民法―契約総則
分かりやすい民法―典型契約
著者等紹介
内田貴[ウチダタカシ]
1954年大阪に生れる。1976年東京大学法学部卒業。1992年東京大学教授。2007年法務省参与。現在、東京大学名誉教授・早稲田大学特命教授・弁護士・一般財団法人民事法務協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲオルギオ・ハーン
17
2020年の民法改正に関わった著者による改正の主旨の理由の解説。明治時代に制定された民法は乱暴な表現をすると欧米の法律を翻訳してとりあえず形式を整えたもので、言葉回しも現代人からすると分かりにくい。そこで言葉はもちろんのこと、判例も考慮しながら直観的にも分かりやすいように用語も直された。法定利率についての理解度が足りないので法律学はまだまだ勉強することがたくさんあると自覚できました。頑張ろう。2021/12/01
Yuichi Tomita
3
今更ながら読了。 改正の内容を網羅するものでは無いが、重要な点を取り上げて、コンパクトな解説を行っている。改正実務に深く係わっていただけあって、法律が改正されるまでの議論や個人的な想いも書かれており、そこが良い。内閣府法制局が変に力を持っていることもよく分かる。2023/06/28
鈴木貴博
3
今回の民法改正に関する「民事法務」の連載の単行本化。改正の理念・経緯、消滅時効や保証など主要な改正部分それぞれの解説、その他各編などの中の改正点の概観から成る。どのようなことが起こったのか、概略はざっとわかった。慣れ親しんだ概念や用語などが消えたり大きく変化していったりするのに感慨があるが、新たな世界に分け入っていかねばなるまい。2020/05/02
オランジーナ@
2
なかなか難しいが、改正によりある程度は一般人にもわかりやすい民法になっていることがわかりました。2023/10/22
TM
2
債権法改正の際に,どこが変化したのかについて,「ざっくり」解説する良書。ところどころに内田先生の恨み節が出てくるのが面白い。細かい部分についての解説があるわけではないので,「どこが改正されたのか」についてだけ超短時間で把握したい人には向いているが,それ以外の人には,それに応じた本が出ているのでそっちでよい。2023/07/15