出版社内容情報
現代インドがモディ政権のもと,どのように変貌しつつあるのか,政治・経済,国際関係と社会の実態を明らかにする.コロナ禍にあっても支持を維持するモディ政権が,いかなる新しい政策を実施し,新しいインドを実現していこうとしているのか,グローバルな変化との関係のなかで描きだす.
内容説明
最大の「民主主義」国家が世界的危機のなかで探る未来像とは。内政・外交・経済政策・社会政策に関して2000年代以降の現代インドを知る重要なトピックを網羅。
目次
モディ政権とこれからのインド
第1部 二〇〇〇年代以降のインドの展望(二〇一〇年代のインド政治―インド人民党による一党優位状況の成立;二〇一〇年代のインド経済―攻めあぐむ経済改革の本丸;大国を指向するモディ外交)
第2部 変動する内政・国際関係(二〇一九年インド連邦下院選挙―インド人民党の地理的・社会的な支持基盤拡大;モディ政権の「参謀本部」―首相府による集権的統治の構造;拡大するインドと日本の協力関係;インド台頭論と二〇〇〇年代以降の印中関係―「経済大国としての共存」から「対抗する大国モデル」へ;インド外交とインド太平洋の包摂性)
第3部 変位する経済・社会(「世界最大の公的雇用プログラム」の政治経済学;デジタル金融サービスを通じた課題解決;モディ政治における電力政策―言説と現実;モディ政権と「女性問題」)
新型コロナウイルス禍に始まる二〇二〇年代
インド情報の探し方・文献案内
著者等紹介
堀本武功[ホリモトタケノリ]
国際政治学者。国立国会図書館調査局長、尚美学園大学教授。京都大学大学院特任教授などの後、岐阜女子大学客員教授、日印協会現代インド研究センター。博士。編著は全14冊
三輪博樹[ミワヒロキ]
帝京大学法学部政治学科准教授。筑波大学大学院国際政治経済学研究科単位取得退学。岐阜女子大学客員研究員。修士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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