政策リサーチ入門―仮説検証による問題解決の技法

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  • サイズ A5判/ページ数 232p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130322157
  • NDC分類 301
  • Cコード C3031

内容説明

情報の収集、因果関係の分析、対策の立案・評価、成果のプレゼンと論文・レポート作成をこの一冊で。社会科学を学ぶ学生・政府・自治体職員、シンクタンク研究員、NPO関係者、市民のための実践的方法論ガイド。

目次

序章 政策リサーチのすすめ―本書の目的と概要
第1章 リサーチ・クエスチョンをたてる―テーマ選定と研究計画の組立て
第2章 仮説をたてる―政策課題の因果関係を想定する
第3章 資料・データを収集する―文献リサーチの方法論
第4章 仮説を検証する―条件制御のロジックを理解する
第5章 リサーチ結果をまとめ、伝える―プレゼンテーションの技法
第6章 リサーチ結果を政策化する―特定した因果関係に基づく政策提言・評価

著者等紹介

伊藤修一郎[イトウシュウイチロウ]
1960年神奈川県に生まれる。東京大学法学部卒業。神奈川県勤務(土木部、企画部、総務部)。ハーバード大学ケネディ政策研究院修了(MPA)。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了、博士(政策・メディア)。現在、筑波大学大学院人文社会科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がっち

4
入門というのふさわしい政策学だろう。仮説検証と、科学をやりましょうという本。正直、社会科学の人はこれから読んでほしい。自然科学となぜちがうのか、リサーチが必要なのか、文系()と呼ばれないためにも、この基本はやっておかないとだめだと思う。2013/04/20

Masaki Nakamura

4
学部生から実務家まで、幅広い層を対象とした政策研究の方法論的入門書。研究に際し問い(リサーチ・クエスチョン、RQ)を立て、その答えを仮説として提示し、検証していくことで社会問題の原因を特定することに主眼を置いている。この手の方法論入門書は、何冊も読み込んで自分なりの型を作るよりは、まずは一冊のやり方に則って複数回リサーチを行い、その中で足りない要素を他の参考文献を参照して漸次的に自分の力としていくべきだと感じた。あくまで手法の紹介であり、この手法を用いて何を生み出すかは読者次第であることに留意したい。2012/10/26

まつを

3
仕事がら売上や生産性など採算性に関する分析と報告を行っているが、聞き手に対してなかなか満足いく結果を出せないでいた。何が足りないか考えた時、分析結果に至った仮説や因果推論が不足しているからだと思い、社会科学の方法論を解説した本書を手に取ってみた。翻訳本を含め類書を何冊か読んだが、本書の特徴は読みやすい文章に加え、学生のほか社会人も読者想定した点で内容は実務的で理解しやすいものであった。今後も何度か読み返し、仮説検証による方法論を自分の物にして行きたい。2017/01/27

kozawa

3
統計をちゃんと理解して仮説立ててちゃんと検証しましょうというお話を割と丁寧に。政治関係者は本書のレベルの内容ぐらいはせめて読んでおいて欲しいと思ったりはする2011/10/14

竹鶴六

1
大学生から実務家まで政策に関わる幅広い人種に対応した一冊。個々の詳しい説明は専門書に譲るとしながらも、政策をリサーチするうえでどうすればいいのか、何を基準にすればいいのかを明確に、また具体的に示している。 本書では情報収集の為のサイトや統計分析に用いるソフトなどの実例を出しながら教えてくれるため、どこから始めればいいかが容易に理解できた。 これから政策と共に生きる人にとってはマストな一冊であろう。2016/03/02

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