出版社内容情報
比較不能な価値が多様に存在する現代社会の現実のなかで,リベラルデモクラシーにもとづく国家とはどのようなものでありうるのか.そのあるべき姿を,経済活動規制の根拠となる「二重の基準論」や司法審査といった憲法学の今日的課題も視野に入れて追究する.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ShiTan
1
難しかった。俺はこの4年間何してたんだ・・・。2013/03/21
ぴろし
0
第3章 コモン・ローの二つの理解 平井宜雄教授の法律学基礎論を支える考え方。 議論によるコミュニケーションが、最終的に、対立する当事者間の合意にいたるという「楽観的」ともいいうる態度である。2015/02/08
ようへい
0
我々は、比較不能な価値観が存在するという前提において立憲主義を発展させてきた。ロールズ、法実定主義、ウィトゲンシュタインを引き合いにだすタリーの理論においても違いこそあれ、多元的な価値観が存在することを前提としている点で共通している。さて、立憲主義においてなぜ人権などの権利を持っているかについての問いに長谷部は、リベラルな世界に生きているという前提から始める。また、リベラルな立憲主義は中立ではあり得ないとも付け加える。2013/12/28
真のなすだすん
0
第2章2012/08/22
しーぽん
0
引用が多すぎ。