法的空間―強制と合意の狭間で

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法的空間―強制と合意の狭間で

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  • サイズ A5判/ページ数 299,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130311458
  • NDC分類 321
  • Cコード C3032

出版社内容情報

法システムを,国家が強制権力を用いて人びとを規制する強制的命令システムとしてではなく,共通の公的規準に基づく交渉・議論によって利害調整・紛争解決を行うフォーラムとしてとらえ,法的空間を対話的合理性規準の「制度化」として基礎づける.

内容説明

本書は、現代社会における法の位置と役割を、公正な手続的状況のもとでの自主的交渉と理性的議論による行動調整フォーラムとして、対話的合理性基準の法的観点からの「制度化」とみる知的地平でとらえることによって、法動態への相互主体的視座の確立を試みた論文集である。

目次

1 現代社会における法の位置と役割(法をどうみるか―法動態への相互主体的視座の確立をめざして;法的空間―強制と合意の狭間で;社会制度の倫理―法的空間の背景的正義)
2 強制的命令システムから議論フォーラムへ(法における強制の特質と位置;法的思考とイデオロギー―法的空間の構成原理;法的空間の知的地平―法的議論と裁判手続の理解をめぐって;現代裁判の役割とその正統性―実体的正義と手続保障)