出版社内容情報
都市型社会の新しい状況には,新しい理論が必要である.政治の分権化・国際化・文化化が進むなかで,市民の可能性は,また政治・政策・制度・政府はいかに位置づけられるか.本書は分節政治の構想,政策型思考の定位に伴う国家観念との別れの書である. 東畑記念賞受賞
内容説明
都市型社会が成立し、分権化・国際化・文化化が時代の課題となる。国家観念は終焉し、政府は、自治体、国、国際機構に三分化する。
目次
1 政治・政策と市民
2 都市型社会の政策
3 「近代化」と政策の歴史
4 分権化・国際化・文化化
5 日本の政策条件
6 政策発想の再編
7 政治技術と政策手法
8 政策の資源と類型
9 政策型思考の論理
10 政治思考の構造・公準
11 政策型思考の熟成
12 政策決定と政府・基本法
13 政策開発と管理・行政
14 政策費用と財務・財政
15 政策実現の手法・手続
16 政策の実効・演出・転換
17 自治体レベルの政策
18 国レベルの政策
19 国際機構レベルの政策
20 政治制御と市民文化