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木戸幸一日記 〈下巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 p617/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130300124
  • NDC分類 210.7

出版社内容情報

木戸幸一は昭和5年内大臣秘書官長に就任以来,昭和20年終戦にいたるまで,常に宮中府中にあって政治の枢機に参画した.この間克明に記しつづけた日記は昭和史の基本史料として重要である.岡義武を代表とする木戸日記研究会によって綿密に校訂された日記を上下二巻にわかち,(上)巻は昭和5年から12年まで,(下)巻はつづいて昭和20年までを収める.上巻には解題(岡義武),下巻には人名索引を付す. 毎日出版文化賞受賞

上巻は1930年から1937年まで、下巻はそれ以降終戦まで。上に解題、下に人名索引を付す。
2004年6月復刊

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

筑紫の國造

7
下巻では、途中からいよいよ米英との戦争に突入する。上巻では頻繁に出てきた趣味のゴルフについての記述もだんだん少なくなるが、これもまた時代の緊迫に伴っている事を考えれば、少し感慨が沸かぬでもない。日記としてはつまらなくても、「ゴルフ日記」で終わるぐらい平穏だった方が日本にとってはよかっただろう。木戸本人は「内大臣」となってから戦争に突入するので、折に触れて歴史の重要場面に立ち会っているのは言うまでもない。木戸の記す折々の情報が、現在では昭和史を知る基本中の基本となっていることを考えれば、必読文献と言える。2020/10/27

こまったまこ

5
下巻は昭和13年から戦犯容疑者として逮捕される前日の20年12月15日まで。昭和15年から内大臣として天皇を常侍輔弼する立場になる。日記も簡潔な記事の合間に要人の発言内容が記載され興味深い。特に東條の後継首相選定の重臣会議の内容が面白い。開戦までの天皇と軍関係者のやり取りや終戦工作は色々な本でこの日記が引用され新鮮味がないが使用されていない些細な記事があって興味深かった。私生活では長男や次男が兵隊に取られたり娘が病死して孫を引き取ったり、空襲で家が全焼したりと困難はあるが、相変わらず仲の良い家族であった。2016/05/31

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