キリシタン時代の偶像崇拝

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  • サイズ A5判/ページ数 350,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130266055
  • NDC分類 198.221
  • Cコード C3021

出版社内容情報

イエズス会が導入した適応主義型布教政策による日本独自のキリスト教倫理構築の過程を考察。潜伏キリシタンの歴史的背景に迫る。

目次

序章 偶像崇拝とは何か
第1章 倫理神学上の偶像崇拝―ナバーロとスアーレスの議論
第2章 日本人キリシタンの行動規範―ロドリゲスの偶像崇拝論
第3章 主従関係と殺人の論理―ヴァリニャーノとゴメスの偶像崇拝論
第4章 聖職者の倫理をめぐって―ある内部告発文書の分析
第5章 迫害下の信仰告白―偶像崇拝論からの独立
第6章 典礼問題に与えた影響―ルビノの偶像崇拝論
終章 日本の偶像崇拝論の特質

著者等紹介

浅見雅一[アサミマサカズ]
1962年東京都に生まれる。1990年慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。2002年東京大学史料編纂所助教授。現在、慶應義塾大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うえ

5
「金の子牛像がいかなる意味で偶像崇拝に当たるのであろうか…ひとつは、この像それ自体が十戒の第一の戒律に抵触するというものである。つまり、神以外のものを神として崇拝する異教としての崇拝行為である」「日本管区長コウロスがその役職に不適格であるという日本巡察師ヴィエイラに訴える文書が日本管区において作成された…作成者は…管区長の統治能力の欠如に由来すると見なしており、日本に異端審問所が必要であると考えていた」「神が将軍秀忠の生命を奪うなどの方法をお取りになれば…日本全土がかつてのような戦乱状態に戻ってしまう」2017/03/06

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