全国政治の始動―帝国議会開設後の明治国家

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全国政治の始動―帝国議会開設後の明治国家

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  • サイズ A5判/ページ数 303,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130262439
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C3021

出版社内容情報

地方単位から全国規模の利益調整を行なう政治システムとして開設された帝国議会が模索する近代日本と国民国家形成を描きだす。帝国議会の開設により誕生した全国規模の利益調整をおこなう政治システムを「全国政治」として,国民国家形成を描きだす.議会が,地方単位から国家を単位とした議論がおこなわれる場となり,全国共通の新たな基準が創成されるとともに,藩閥が退潮し,政党が伸長する力学を精査に分析する.

序 章 日本における議会制の導入と政治変容

第一章 政府内改革をめぐる長派優位の確立――北海道政策,1891-1892

第二章 第四議会における内在的危機の予兆――地価修正政策,1892-1893

第三章 内閣の統治機能不全と自由党の参入――治水政策,1893-1896

第四章 日清戦争後における政党間競合の帰結――銀行政策,1895-1898

終 章 旧体制の軟着陸による全国政治の安定





あとがき

索引(人名・事項索引)



前田 亮介[マエダ リョウスケ]
前田 亮介
前田亮介:北海道大学大学院法学研究科准教授

目次

序章 日本における議会制の導入と政治変容
第1章 政府内改革をめぐる長派優位の確立―北海道政策、一八九一‐一八九二
第2章 第四議会における内在的危機の予兆―地価修正政策、一八九二‐一八九三
第3章 内閣の統治機能不全と自由党の参入―治水政策、一八九三‐一八九六
第4章 日清戦争後における政党間競合の帰結―銀行政策、一八九五‐一八九八
終章 旧体制の軟着陸による全国政治の安定

著者等紹介

前田亮介[マエダリョウスケ]
1985年東京都生まれ。2008年東京大学文学部卒業。2013年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。現在、北海道大学大学院法学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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politics

4
本書は帝国議会開設を契機に日本列島を単位とする地域利害の調整・統合の議論を行う「全国政治」が登場し、その下で藩閥政府再編と政党が台頭してきたことを解き明かしている。分析対象は北海道政策、地価修正、治水、銀行と多岐に渡るが、それぞれで各アクターが蠢き合う姿が描き出され大変興奮させられた。例えば治水政策ではこれまで中央-地方ラインをになってきた地方官に変わり、政党がその任を担うようになるが、そこで品川弥二郎や白根専一らが重要な役割を演じる等、各章とも中心となる人物たちが登場してくるのも大変興味深い。2021/04/03

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