出版社内容情報
オランダ語で書き送られた世界情勢「別段風説書」。現代日本語に訳出し、詳細な解説注を付す。
江戸末期,「近代化」へと大きな歴史の転換点を迎える日本は世界をどのように認識していたのか.アヘン戦争をはじめ1848年のヨーロッパ革命などの世界情勢や,科学技術の情報がオランダ人を通じて日本にもたらされた.本書は,その別段風説書のオランダ語の原文を現代日本語に訳出し,詳細な訳注と解説を付したものである.
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[解題](松方冬子)
はじめに/一 史料の性格/二 内容の紹介/三 1840?1857年の日本
おわりに
[別段風説書]1840?1857年分収録(松方冬子・金井 圓・西澤美穂子・福岡万里子・矢森小映子訳)
原本所在一覧
【著者紹介】
松方冬子:東京大学史料編纂所准教授
目次
1 史料の性格(別段風説書の成立(1840年)
初期の別段風説書(1840‐1845年)
以降の別段風説書の内容の一般化(1846年) ほか)
2 内容の紹介(記載されている情報の時期、記載の順序;アヘン戦争(1840‐1842年)
アジアと太平洋、アフリカにおける植民地化の進展 ほか)
3 1840‐1857年の日本(天保の改革;ペリー艦隊の来航と日米和親条約;開港)
著者等紹介
松方冬子[マツカタフユコ]
東京大学史料編纂所准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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