目次
総論 中世ヨーロッパの政治的結合体
第1部 北欧・イングランド世界の政治的結合体
第2部 大陸ヨーロッパ世界の政治的結合体
第3部 教会世界の政治的結合体
第4部 南ヨーロッパ世界の政治的結合体
第5部 ビザンツ世界の政治的結合体
著者等紹介
高山博[タカヤマヒロシ]
1956年福岡県浮羽郡田主丸町(現久留米市)生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。Ph.D.(エール大学)
亀長洋子[カメナガヨウコ]
1965年新潟市生まれ。学習院大学文学部史学科教授。博士(文学)(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じょあん
2
骨太な論文集。ビザンツ好きとしては5部構成で1部がビザンツに割かれているのがたまらない。『ビザンツ 交流と共生の千年帝国』で扱われなかった北東部境域が扱われていて嬉しい限り。もちろん、ビザンツ以外の部もノルウェーの事情や、フランドルの事例、さらにハンガリーでの公証教会機関の役割、南仏の自治体間の関係などなど、楽しみながら読んだ。全体的にこれまで研究が手薄なところを扱おうとする意欲が感じられる。大小様々な「政治的結合体」が登場している。専門性は高いが、いずれも意義深い論考で、是非とも手に取ってほしい一冊。2022/07/04