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「満蒙問題」の歴史的構図

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  • サイズ A5判/ページ数 279,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130261432
  • NDC分類 319.225
  • Cコード C3022

出版社内容情報

「満蒙」という地域概念はいかにしてつくられたか。モンゴル・日本・中国・ロシアの原典史料を駆使し、その実態を解き明かす。

「満蒙」という地域概念はいかにしてつくられたか.「満蒙独立運動」なる事件は本当に存在したのか.問いは満洲国建国へとつながってゆく.モンゴル・日本・中国・ロシアの原典史料をしてその実態を語らしめる,近代東アジア研究の第一人者による待望の一書.

緒言――本書の課題と構成
序 論 地域概念の政治性
第一章 「東部内蒙古」という空間
第二章 清朝末期の内モンゴル王侯
第三章 清末期ハラチン右旗の王府と社会
第四章 清朝の崩壊と「満蒙独立」という幻影
第五章 グンサンノルブの模索
第六章 「モンゴル独立」をめざし挫折した、ある内モンゴル人の実像
第七章 日本による袁世凱打倒工作の展開とバボージャブ
第八章 彷徨えるバボージャブの兵士とシベリア内戦
結 語 「満蒙独立運動」という幻想
補 論 “東北/北東アジア”はどのように、とらえられてきたか

【著者紹介】
中見立夫:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授

目次

序論 地域概念の政治性
第1章 「東部内蒙古」という空間―東アジア国際関係史の視点から
第2章 清朝末期の内モンゴル王侯―グンサンノルブの場合
第3章 清末期ハラチン右旗の王府と社会―汪国鈞「内蒙古紀聞」から
第4章 清朝の崩壊と「満蒙独立」という幻影
第5章 グンサンノルブの模索
第6章 「モンゴル独立」をめざし挫折した、ある内モンゴル人の実像
第7章 日本による袁世凱打倒工作の展開とバボージャブ
第8章 彷徨えるバボージャブの兵士とシベリア内戦
結語 「満蒙独立運動」という幻想―虚構はなぜ、史実として語られるようになったか
補論 “東北/北東アジア”はどのように、とらえられてきたか―歴史認識における地域概念の問題

著者等紹介

中見立夫[ナカミタツオ]
1952年、東京にうまれる。東京外国語大学外国語学部(モンゴル語専攻)、一橋大学大学院法学研究科修士・博士課程(外交史・国際関係論専攻)をへて、1979年、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所入所。助手・助教授をへて、現在、教授。公益財団法人東洋文庫研究部兼任研究員、中国人民大学清史研究所兼職教授。2006‐2007年米国プリンストン高等研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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