日韓関係史1965‐2015〈1〉政治

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日韓関係史1965‐2015〈1〉政治

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  • サイズ A5判/ページ数 422,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130251617
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C1320

出版社内容情報

国交正常化50年、日韓双方の第一線の研究者が、異なる視点からテーマを共有し、未来を構想する〈最も信頼できる〉待望の通史。

日韓国交正常化50年,日韓外交が積み上げてきた実績を,双方の視点から振り返り,国際政治の力学の中に位置づける.さらに,日韓関係を揺るがす歴史認識問題や領土問題への取り組みを検討する.

序論 構造変容に直面し漂流する日韓関係(木宮正史)
 一 日韓関係の現状をどのように見るのか
 二 日韓関係の構造変容とその帰結
 三 「もう一つの日韓関係」の可能性
 四 日韓関係がもたらす「外部不経済」,「国際公共財」としての日韓関係
 五 本書の目的と構成

? 日韓協力の軌跡とその諸相
 第一章 日韓関係1965年体制の軌跡――過去と現在の照明(李元徳)
  はじめに――日韓関係の現在地
  一 日韓関係「65年体制」50年間の総括
  二 日韓歴史摩擦の構造的な背景
  三 歴史摩擦の原因と解決の模索
  おわりに
 第二章 日韓外交協力の軌跡とその現在的含意(木宮正史)
  はじめに
  一 1970年代の日韓関係を取り巻く国際環境
  二 対米外交における日韓協力
  三 対共産圏外交における日韓協力
  四 対第三世界外交における日韓協力
  五 国連外交における日韓協力
  六 日韓外交協力の現在的含意
  おわりに
 第三章 国家戦略と市民受容の整合性から見る日韓関係50年(朴?x熙)
  はじめに
  一 理論的な考察
  二 冷戦期――大衆を排除した保守反共連合(1965-1987)
  三 脱冷戦期――日米韓連帯の中の市民受容の向上(1989-2005)
  四 市民の相容れの中の戦略的提携の揺れと回復(2005-2011)
  五 東アジア勢力転換期――歴史問題の再高潮と日韓の複合葛藤(2012-現在)
  おわりに――市民受容を深めながら国家戦略の調整を
 第四章 日韓自治体間協力の展開――姉妹都市提携の戦略(大西 裕)
  はじめに
  一 先行研究の分析
  二 日本の姉妹都市提携戦略における韓国の位置
  三 韓国の姉妹都市提携における日本の位置
  四 提携事業の実際
  五 外交関係の悪化の影響
  おわりに
 第五章 日韓政策コミュニティの生成と変化(崔喜植)
  はじめに
  一 政策コミュニティの形成と役割
  二 民主主義時期の政策コミュニティの変化
  おわりに――日韓政策コミュニティの再構築へ

? 国際政治の中での日韓関係
 第六章 戦後日韓関係と米国――日米韓トライアングルの変容と持続(李鍾元)
  はじめに
  一 日米韓トライアングルの形成――「ハブ・アンド・スポークス」の同盟体制
  二 日韓会談と米国
  三 冷戦の変容と「日韓」の模索
  四 日米間トライアングルの展望と課題
  おわりに
 第七章 韓国の外交と日韓安保関係の変容 1965-2015(朴栄濬) 
  はじめに
  一 冷戦期「祖国近代化」の国家戦略と日韓安保関係――朴正煕政権
  二 脱冷戦期「北方政策」の国家戦略と日韓安保関係――盧泰愚,金泳三政権
  三 「冷戦構造の解体」の国家戦略と日韓安保関係――金大中,盧武鉉政権
  四 李明博・朴槿恵制憲の国家戦略と日韓安保関係
  おわりに
 第八章 中朝関係の変化と日韓関係――「二つの朝鮮」,日韓基本条約の解釈をめぐって(朴正鎮)
  はじめに
  一 中朝関係の再編と日韓関係――浮沈する日朝関係と「二つの朝鮮」
  二 中朝関係の変容と日韓関係――日朝交渉と「日韓基本条約」の行方
  おわりに
 第九章 独島問題と日韓関係――1965-2015(玄大松)
  はじめに
  一 戦後独島問題の推移
  二 日韓国交正常化以前の独島問題
  三 日韓国交正常化以降の独島問題
  おわりに
 第一〇章 日韓関係における「境界問題」――「竹島・独島問題」の「現状」をめぐるダイナミズム(浅羽祐樹)
  はじめに――「竹島・独島問題」の「現状」
  一 サンフランシスコ条約体制と「戦後」の領域再編
  二 日韓基本条約体制の成立と展開
  三 国連海洋法条約体制という新しい「現状」への適応・管理
  四 リベラルな国際レジームとイシュー領域間の境界の揺らぎ
  おわりに――主権・領域・国民国家システムにおける東アジアの境界問題
 第一一章 海洋をめぐる日韓関係50年(趙胤修)
  はじめに
  一 1965年日韓漁業協定――交渉と特徴
  二 1988年新日韓漁業協定
  三 日韓EEZ協会交渉の過程と現在
  おわりに

? 歴史問題への取り組み
 第一二章 日韓諸条約の評価をめぐる日韓関係――基本条約第二条,請求権協定第二条一を中心に(吉澤文寿)
  はじめに
  一 基本条約および請求権協定の条文化過程――1965年の国交正常化まで
  二 国交正常化後の日韓両国における請求権処理政策――1980年代まで
  三 アジア女性基金をめぐる日韓論議
  四 日韓会談文書公開から始まる日韓論議
  おわりに
 第一三章 歴史問題と日韓関係(南相九)
  はじめに
  一 第一期――問題の縫合(1965-1981)
  二 第二期――問題の表出と実質的な解決の模索(1982-2000)
  三 第三期――葛藤増幅と新しい解決方向の模索(2001-2015)
  おわりに
 第一四章 民主化の代償――「国民感情」の衝突・封印・解除の軌跡(浅野豊美)
  はじめに
  一 歴史問題の起源としての植民地支配と日韓交渉
  二 政治的請求権と法的請求権――「植民地支配責任」「相殺」と封印の論理と戦争
  三 請求権をめぐって紛糾する現代の日韓関係
  おわりに――歴史問題展開の時期区分とその後の日韓関係
 第一五章 個人請求権問題をめぐる日韓関係――葛藤の過程と原因(張博珍)
  はじめに
  一 請求権協定を通じた「解決」の実態と責任
  二 国交正常化後の日韓関係がもたらした「解決」と責任
  おわりに
 第一六章 日韓条約以後の「在日朝鮮人問題」の展開(外村 大)
  はじめに
  一 日韓会談の進展と法的地位協定の妥結
  二 民族団体の祖国志向と冷戦という障害
  三 差別撤廃と多文化共生の模索の開始
  四 在留権等の改善とさらなる権利獲得の要求
  五 日朝・日韓関係の悪化と歴史修正主義の影響
  おわりに

あとがき
執筆者紹介/事項索引/人名索引

【著者紹介】
木宮 正史
木宮正史:東京大学大学院情報学環教授/現代韓国研究センター所長

内容説明

協調と対立の外交関係を振り返り、未来を構想する。日韓両国を揺るがす歴史認識問題、領土問題にも向き合い、忌憚なく論じ合う、真に思考した現代史。国交正常化五〇年の軌跡。

目次

1 日韓協力の軌跡とその諸相(日韓関係一九六五年体制の軌跡―過去と現在の照明;日韓外交協力の軌跡とその現在的含意;国家戦略と市民受容の整合性から見る日韓関係五〇年;日韓自治体間協力の展開―姉妹都市提携の戦略;日韓政策コミュニティの生成と変化)
2 国際政治の中での日韓関係(戦後日韓関係と米国―日米韓トライアングルの変容と持続;韓国の外交と日韓安保関係の変容 一九六五‐二〇一五;中朝関係の変化と日韓関係―「二つの朝鮮」、日韓基本条約の解釈をめぐって;独島問題と日韓関係 一九六五‐二〇一五;日韓関係における「境界問題」―「竹島・独島問題」の「現状」をめぐるダイナミズム;海洋をめぐる日韓関係五〇年)
3 歴史問題への取り組み(日韓諸条約の評価をめぐる日韓関係―基本条約第二条、請求権協定第二条一を中心に;歴史問題と日韓関係;民主化の代償―「国民感情」の衝突・封印・解除の軌跡;個人請求権問題をめぐる日韓関係―葛藤の過程と原因;日韓条約以後の「在日朝鮮人問題」の展開)

著者等紹介

木宮正史[キミヤタダシ]
東京大学大学院総合文化研究科教授・韓国学研究部門長。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学、高麗大学大学院政治外交学科博士課程修了。政治学博士

李元徳[イウォンドク]
国民大学国際部教授・日本学研究所長。1985年ソウル大学外交学科卒業。1994年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。国際関係学博士。世宗研究所などを経て、1998年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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