出版社内容情報
「日本文化」の形成に大きな影響を与えた寧波。その歴史と文化を育んだ環境を、多彩なフィールドワークから描き出す。
「日本文化」の形成に大きな影響を与えた寧波の文化は,いかなる環境のなかではぐくまれたのか.多彩なフィールドワークによって,寧波の自然環境と人間社会とのかかわり,そして日本の環境との類似性を示しながら,海を介してつながる生活世界を豊富な具体例から描く.
プロローグ くらしがつなぐ寧波と日本
第I部 「水の世界」寧波の環境と社会
一 「水郷」寧波の生活
二 「港町」寧波の人々
第II部 歩いて実感する浙江の生活文化
一 お茶のふるさとを求めて
二 浙江東部の伝統演劇
三 浙江地域の「船上生活者」
第III部 いざ、寧波から海を越えて
一 海を渡る石
二 海を越える神々
三 近代寧波の商人と日中貿易
【著者紹介】
小島 毅
小島 毅:東京大学大学院人文社会系研究科教授
内容説明
海、川、運河…水に囲まれた寧波の生活文化は、いかに育まれ、海域へと伝播したのか。その諸相を、現地の環境とくらしに探る。
目次
第1部 「水の世界」寧波の環境と社会(「水郷」寧波の生活;「港町」寧波の人びと)
第2部 歩いて実感・浙江の生活文化(お茶のふるさとを求めて―民族植物学者浙江の旅;浙江東部の伝統演劇を求めて―寧波の伝統芸能空間;浙江地域の「船上生活者」)
第3部 いざ、寧波から海を越えて!(海を渡る石;海を越える神々;近代寧波の商人と日中貿易)
著者等紹介
高津孝[タカツタカシ]
鹿児島大学法文学部教授。中国文学
小島毅[コジマツヨシ]
東京大学大学院人文社会系研究科教授。中国思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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