出版社内容情報
世界遺産の理念,制度,歴史,実践などを一冊で知ることのできる最良の入門書.日本国内における第一人者を執筆陣にそろえ,世界的動向や登録プロセスの推移から,いま現場で発生している課題とその取り組みまで解説する.世界遺産ファンから行政関係者まで必携.
内容説明
世界文化遺産の理念・歴史・制度の解説から、現場の課題やその取組みの紹介まで、第一人者らによる実践的入門書。
目次
1 世界遺産条約の成立と「世界遺産」の生成(文化遺産保護のための国際的考え方の確立;「世界遺産」概念の生成―一九五四年ハーグ条約を起点として ほか)
2 世界遺産条約の考え方(真実性(オーセンティシティ)と完全性(インテグリティ)―顕著な普遍的価値を厳密に把握するための条件
遺産とその緩衝地帯(バッファ・ゾーン)―なぜ周囲に一体の環境を保全するのか ほか)
3 世界文化遺産の新しい可能性(世界遺産の「新しい類型」―地域や類型の不均衡の解消をめざして;文化的景観―地域固有の自然と文化を継承する ほか)
4 世界遺産条約から広がる世界(文化遺産保護の意義―なぜ保護しなければならないか;途上国の文化協力問題―持続可能な保存とはなにか ほか)
著者等紹介
西村幸夫[ニシムラユキオ]
東京大学大学院工学系研究科教授。日本イコモス国内委員会委員長、文化庁文化審議会世界遺産特別委員会前委員長、国際記念物遺跡会議(イコモス)元副会長等を歴任。専門は都市計画、都市保全計画、都市景観計画
本中眞[モトナカマコト]
内閣官房内閣参事官(産業遺産の世界遺産登録推進室)。1999年~2015年文化庁文化財部記念物課主任文化財調査官。2015年より現職。文化審議会世界文化遺産部会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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cocomero
ヨシオ・ペンギン