明治大正史〈下〉

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  • サイズ B6変判/ページ数 414p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130230704
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C1021

出版社内容情報

激動の日本近代史を、名著『昭和史』の著者が政治、経済、思想、文化など複合的な視点からバランスよく俯瞰した名講義を再現。

名著『昭和史』の著者が時代をさかのぼって捉え返した,明治大正にわたる日本の近代史.政治や経済だけでなく,思想や文化も加えた複合的な視点から,この時期における断面図と歴史的な流れとを交互に描き出し,明治大正という激動の時代の変化を浮き彫りにする.

【下巻】
III 日清・日露戦争
 はじめに 明治二〇年代の日本
 1 日清戦争
 2 戦後経営
 3 列強のアジア進出
 4 産業革命
 5 伊藤・山県から桂・西園寺へ
 6 日露戦争
 7 日露戦後の思想と芸術
 8 都市と農村――貧富のひらき
 9 韓国併合と大逆事件
 10 明治の終り

IV 大正時代
 1 大正政変
 2 第一次世界大戦
 3 ブームに湧く経済界
 4 日本の中国政策
 5 大正デモクラシー
 6 原敬の政友会内閣
 7 ワシントン体制の成立
 8 関東大震災と政党内閣時代の到来
 9 新しい文化・芸術・思想
 10 大正の終り――明治大正史のまとめ

中村隆英先生の想い出(原朗)
あとがき
索引

【上巻】
I 明治維新
 はじめに
 1 開国と開港
 2 幕末の動乱
 3 大政奉還と戊辰戦争
 4 復古から維新へ
 5 諭吉・兆民・黙阿弥
 6 廃藩置県
 7 近代化政策の展開
 8 明治初年の経済
 9 西郷と大久保
 10 西南戦争

II 明治国家の成立
 1 自由民権運動
 2 戦後インフレの時代
 3 明治一四年(一八八一)の政変と松方デフレ
 4 内閣制度の成立と政党
 5 福沢山脈と兆民先生
 6 団菊左・寄席・新しい文学
 7 日本鉄道・大阪紡績・企業勃興――明治前期の経済
 8 憲法制定と帝国議会の開設
 9 初期議会
 10 明治を支えた人物たち

【著者紹介】
中村 隆英
中村隆英:元東京大学名誉教授

内容説明

歴史の「声」が聴こえる名講義。世界の舞台に歩を進め、激しく変化していく「時代」の姿を鮮やかに描く。

目次

3 日清・日露戦争(日清戦争;戦後経営;列強のアジア進出;産業革命;伊藤・山県から桂・西園寺へ;日露戦争;日露戦後の思想と芸術;都市と農村―貧富のひらき;韓国併合と大逆事件;明治の終り)
4 大正時代(大正政変;第一次世界大戦;ブームに湧く経済界;日本の中国政策;大正デモクラシー;原敬の政友会内閣;ワシントン体制の成立;関東大震災と政党内閣時代の到来;新しい文化・芸術・思想;大正の終り―明治大正史のまとめ)

著者等紹介

中村隆英[ナカムラタカフサ]
1925年、東京に生まれる。1952年、東京大学経済学部卒業。東京大学教授、お茶の水女子大学教授、東洋英和女学院大学教授を歴任、東京大学名誉教授。2013年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

15
全体として、物凄く奇をてらった史観や鋭さが目立つというわけではない。しかし、そういう奇に走らない本だからこそ持つよさの殆どがこの明治大正史にはある。口述記録が元なので一つ一つの文章は親しみやすく、しかし通読したら明治大正60年足らずの歴史の全体像がすーっと溶け込んでくる、老大家の焦りのない堂々たる語り口の美がある。特に都市の発展の重要性が目について、日清日露戦争や大正デモクラシーの政治運動、経済発展など、そこで起きた国内の事件の多くが都市で人と人の交流が密になった結果といえそう。明治大正通史では最良の部類2017/05/02

coolflat

12
日清戦争(1894年)から第二次護憲運動(1924年)まで。下巻では、第3部の「日清・日露戦争」と第4部の「大正時代」に分けられ、話は進む。第3部は、日清戦争とその戦後経営とそれに連なる産業革命、政治リーダーの伊藤・山県から桂・西園寺への交代、日露戦争へと大きな流れをおさえ、日露戦争期以降は、日露関係から韓国併合を述べた後、伊藤の暗殺と明治天皇の崩御をもって明治の終わりとする。第4部は、大正政変から始まり、第一次世界大戦、大正デモクラシー、ワシントン体制の成立、関東大震災、政党内閣時代の到来へと話は進む。2017/06/12

koji

6
重複の多さは問いません。上下巻800頁の大著で、言うまでもなく名著です。ぜひ高校生には、日本の近現代史を、本書で教えてもらいたいです。日本史の暗記に辟易している人でも、この物語を読めば、苦にならないと思います。草葉の陰の中村隆英先生に深く頭を垂れて読了しました。2016/05/18

Hiroshi

4
日清戦争から大正末までの本。幕末まで人口5万人の都市は、江戸・大坂・京都・名古屋・金沢の5都市しかなかった。城下町といっても数千~1万人ぐらいの町であった。明治期には相当の都会が全国にでき、それらが鉄道で結ばれた。それ迄なかった工業が発達した。紡績業と製糸業が輸出産業として伸びていった。農村は人口15百万人、550万戸で、明治の初めから大正期まで変わらなかった。農村が変わるのは昭和30年以降である。東北の農村は大変貧しく、養蚕業をしている地方や西国の農村は豊だった。農村はまた、兵隊の供給源にもなっていた。2017/07/29

Masako3

2
★★★ 下巻も読了。日清戦争から大正時代の終焉までをまるでみてきたかのようにわかりやすく口語で解説してくれる。共産主義や社会主義者は、大逆事件、治安維持法を経て、弾圧を受ける。日露戦争で債務が膨らんだ日本は、第一次世界大戦の好景気後の関東大震災と大きく揺れる。伊藤博文、桂園時代や原敬と言ったシビリアンコントロールは比較的効いていた。そして、時代は昭和に移る。2019/03/03

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