明治大正史〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 395,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130230698
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C1021

出版社内容情報

激動の日本近代史を、名著『昭和史』の著者が政治、経済、思想、文化など複合的な視点からバランスよく俯瞰した名講義を再現。

名著『昭和史』の著者が時代をさかのぼって捉え返した,明治大正にわたる日本の近代史.政治や経済だけでなく,思想や文化も加えた複合的な視点から,この時期における断面図と歴史的な流れとを交互に描き出し,明治大正という激動の時代の変化を浮き彫りにする.

【上巻】
I 明治維新
 はじめに
 1 開国と開港
 2 幕末の動乱
 3 大政奉還と戊辰戦争
 4 復古から維新へ
 5 諭吉・兆民・黙阿弥
 6 廃藩置県
 7 近代化政策の展開
 8 明治初年の経済
 9 西郷と大久保
 10 西南戦争

II 明治国家の成立
 1 自由民権運動
 2 戦後インフレの時代
 3 明治一四年(一八八一)の政変と松方デフレ
 4 内閣制度の成立と政党
 5 教育とその影響
 6 団菊左・寄席・新しい文学
 7 日本鉄道・大阪紡績・企業勃興――明治前期の経済
 8 憲法制定と帝国議会の開設
 9 初期議会
 10 明治を支えた人物たち
索引

【下巻】
III 日清・日露戦争
 はじめに 明治二〇年代の日本
 1 日清戦争
 2 戦後経営
 3 列強のアジア進出
 4 産業革命
 5 伊藤・山県から桂・西園寺へ
 6 日露戦争
 7 日露戦後の思想と芸術
 8 都市と農村・貧富のひらき
 9 韓国併合と大逆事件
 10 明治の終わり

IV 大正時代
 1 大正政変
 2 第一次世界大戦
 3 ブームに湧く経済界
 4 日本の中国政策
 5 大正デモクラシー
 6 原敬の政友会内閣
 7 ワシントン体制の成立
 8 関東大震災と政党内閣時代の到来
 9 新しい文化・芸術・思想
 10 大正の終わり――明治大正史のまとめ

編者あとがき

【著者紹介】
中村 隆英
中村隆英:元東京大学名誉教授

目次

1 明治維新(開国と開港;幕末の動乱;大政奉還と戊辰戦争;復古から維新へ;諭吉・兆民・黙阿弥;廃藩置県;近代化政策の展開;明治初年の経済;西郷と大久保;西南戦争)
2 明治国家の成立(自由民権運動;戦後インフレの時代;明治一四年(一八八一年)の政変と松方デフレ
内閣制度の成立と政党
教育とその影響
団菊左・寄席
新しい文字
日本鉄道・大坂紡績
企業勃興―明治前期の経済
憲法制定と帝国議会の開設
初期議会
明治を支えた人物たち)

著者等紹介

中村隆英[ナカムラタカフサ]
1925年、東京に生まれる。1952年、東京大学経済学部卒業。東京大学教授、お茶の水女子大学教授、東洋英和女学院大学教授を歴任、東京大学名誉教授。2013年逝去。『昭和史1926‐1945 1・2』(東洋経済新報社、1993年、大佛次郎賞受賞、文庫版上・下、2012年)、A History of Showa Japan 1926‐1989(University of Tokyo Press,1998年、学士院賞受賞(2004年))(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

16
名著と名高い昭和史を執筆した経済学者が晩年に手掛けた、とてもよくまとまった明治大正通史。著者の得意分野である経済に関する詳細さや鋭い知見は活かされているものの、経済に限らず政治、文化、思想も含め広い視野から開国と建国の流れを一貫して語ることに成功している。大久保利通や西郷隆盛の人物像にも迫っていきながら、彼らが行った事の影響、仕組みまでバランスよく触れていっていて、廃藩置県、西南戦争、そして憲法制定に議会開設と明治国家がいかに出来上がり、また揺さぶられ国としての形を整えていったのかがわかりやすく、おすすめ2017/05/01

coolflat

12
幕末~日清戦争直前まで。政治、経済、文化、思想、各々がまんべんなくちりばめられており、バランスがいい。上巻では、第一部の「明治維新」と第二部の「明治国家の成立」の章に分けられ、話は進む。第一部では、江戸時代の仕組みから説き起こして黒船来航以降の幕末の動乱を描き、大政奉還、戊辰戦争と進んで王政復古の名の下に明治維新が展開される過程を述べ、廃藩置県から西南戦争と大久保の死をもって明治維新の終わりとしている。第二部は、自由民権運動に始まり、明治十四年の政変と松方デフレ、内閣制度の成立、憲法制定と初期議会を扱う。2017/06/10

koji

12
まだ下巻を読んでいませんが、これは高校生、大学生が日本の近現代史を学ぶ時の必須教材、更に企業が社会人の学び直しのテキストとして推薦できる良書です。その読み易さ、一つ一つの重大事件の背景の丁寧な分析、登場人物の人となり・事跡の簡潔明快な語り口は、まさに模範の副読本です。本書を読んで思うのは、「歴史にIFはない。英雄の生涯は短く大抵志半ばで倒れるが、残った者が精一杯行った事跡は(結果はともかく)あるがままに受け入れねばならない。その意味でも(教育による)土台づくりは欠かせない。」ということです。期待して下巻へ2016/05/08

nureyev

4
講義録なので読みやすく、しかも政治ばかりではなく、経済、娯楽についても言及するので、当時のことがよく分かる筋書きになっている2016/02/27

Hiroshi

3
「昭和史」の著者が、講義の記録として「明治大正史」の原稿を残していたことが判り、死後発刊された本。「昭和史」と同じく、政治・経済・社会・文化を通観して時代の動きを総合的に捉えている。「明治大正史」は、①明治維新、②明治国家の成立、③日清・日露戦争、④大正時代からなり、本書は①②。江戸時代に大義名分を明らかにする儒教の朱子学が流行り、日本の国での「正統な天子」は皇室であり、徳川家は大政御委任されたに過ぎないことが判った。国学が生まれ、尊皇思想が生まれた。京都で朝廷を巻き込んだ志士達の攘夷運動に繋がっていく。2017/07/13

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