福沢諭吉と朝鮮問題―「朝鮮改造論」の展開と蹉跌

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福沢諭吉と朝鮮問題―「朝鮮改造論」の展開と蹉跌

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  • サイズ B6判/ページ数 282,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130210782
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C3021

出版社内容情報

朝鮮近代史研究から、19世紀後半の東アジア世界の状況をふまえ、福沢の朝鮮論を思想史的に分析し、歴史認識問題に光をあてる。

西洋列強の影響力が強まるなか,アジアにおける朝鮮の「文明化」・「独立」を唱えた福沢の「朝鮮改造論」.福沢が支援した朝鮮開化派の動向や国際情勢の変動を踏まえて,福沢の東アジア論を朝鮮近代史の文脈から読み解く.今日まで続く東アジア歴史認識問題の根源に迫る力作.

序章 福沢諭吉と朝鮮開化派
1 福沢の朝鮮に対する「政治的恋愛」
2 脱亜主義とアジア主義
3 福沢の中国・朝鮮認識――一八七〇年代以前

第一章 朝鮮「独立」の東アジア的文脈―― 一八八〇―一八八四
1 壬午軍乱の発生と「朝鮮改造論」の提唱
2 壬午軍乱後における「朝鮮改造論」の再展開と挫折

第二章 巨文島事件とイギリス・ロシアの脅威――一八八五―一八九一
1 巨文島事件と朝鮮「独立」論の危機
2 巨文島事件後における「朝鮮改造論」の放棄
3 巨文島事件後における朝鮮開化派の動向

第三章 日清戦争と朝鮮の内政改革 ――一八九二―一八九五
1 イギリスの巨文島撤退以後の「東洋」政略論
2 日清戦争時における「朝鮮改造論」の復活
3 甲午改革と「朝鮮改造論」の展開

終 章 近代日本の脱亜主義とアジア主義
1 俄館播遷後における「朝鮮改造論」の再放棄――一八九六年以後
2 朝鮮開化派の「文明の単系発展論」
3 「義侠心」を媒介としたアジア主義

「脱亜論」全文
関連年表

【著者紹介】
月脚 達彦
月脚達彦:東京大学大学院総合文化研究科教授

内容説明

日清戦争以前の東アジア―「大国」の中国、朝鮮、そして日本。西洋列強の力が強まるなか、朝鮮を「文明化」、「独立」させることを唱えた福沢の「朝鮮改造論」。福沢と朝鮮開化派の関係から見えてくるものは?今日まで続く日本と朝鮮の認識をめぐる問題の根源とは?福沢の東アジア関係論に対して、朝鮮近代史の文脈から迫る力作。

目次

序章 福沢諭吉と朝鮮開花派(福沢の朝鮮に対する「政治的恋愛」;脱亜主義とアジア主義;初期福沢の中国・朝鮮認識―一八七〇年代以前)
第1章 朝鮮「独立」の東アジア的文脈―一八八〇‐一八八四(壬午軍乱の発生と「朝鮮改造論」の展開;壬午軍乱後における「朝鮮改造論」の再展開と挫折)
第2章 巨文島事件とイギリス・ロシアの脅威―一八八五‐一八九一(巨文島事件と朝鮮「独立」論の危機;巨文島事件後における「朝鮮改造論」の放棄;巨文島事件後における朝鮮開化派の動向)
第3章 日清戦争と朝鮮の内政改革―一八九二‐一八九五(イギリスの巨文島撤退以後の「東洋」政略論;日清戦争時における「朝鮮改造論」の復活;甲午改革と「朝鮮改造論」の展開)
終章 近代日本の脱亜主義とアジア主義(俄館播遷後における「朝鮮改造論」の再放棄―一八九六年以後;朝鮮開化派の「文明の単系発展論」;「義侠心」を媒介としたアジア主義)

著者等紹介

月脚達彦[ツキアシタツヒコ]
1962年北海道生まれ。1994年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。朝鮮近代史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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AMPELMANN

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福沢諭吉が「政治的恋愛」をもって朝鮮の開化に支持していたのは、初めて知った。結局、日本は朝鮮を占領し、しまいには福沢の意見を自分たちの思想へ取り入れる動きがあったことについて福沢は悔しかっただろうな。2017/06/09

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