出版社内容情報
資質的要因の少ない「傷つきやすい」人は、後天的な「折れない心」を習得できるのか? 臨床的サポートの具体的方法を探る。
傷つきから立ち直る力を資質・獲得という観点から整理.尺度を作成し,レジリエンス要因には個人差があることを明らかにしたうえで,資質的要因の少ない人が後天的にレジリエンスを高めるための臨床的サポートのあり方を模索する.
第I部 レジリエンスは誰もが身につけられるか
1 レジリエンスという「心の強さ」
2 レジリエンスとパーソナリティをめぐる先行研究
3 本書の目的と構成
第II部 レジリエンスの資質的要因と獲得的要因とは何か
4 資質的要因・獲得的要因を測定する尺度の作成(研究1)
5 資質的要因・獲得的要因の妥当性の検討(研究2)
第III部 獲得的要因を身につければレジリエンスを高められるのか
6 資質的要因・獲得的要因の時間的変化(研究3)
7 資質的要因・獲得的要因のリスクに対する効果(研究4)
第IV部 資質的要因と獲得的要因の導くレジリエンスはどう異なるか
8 資質的要因・獲得的要因と「傷つきからの立ち直り」(研究5)
第V部 資質的要因の少ない人への臨床心理学的介入のために
9 個人差に応じたレジリエンスのサポートとは
おわりに
初出一覧
引用文献
資料 二次元レジリエンス要因尺度
索引
【著者紹介】
平野 真理
平野真理:東京家政大学講師
目次
第1部 レジリエンスは誰もが身につけられるか(レジリエンスという「心の強さ」;レジリエンスとパーソナリティをめぐる先行研究;本書の目的と構成)
第2部 レジリエンスの資質的要因・獲得的要因とは何か(資質的要因・獲得的要因を測定する尺度の作成(研究1)
資質的要因・獲得的要因の妥当性の検討(研究2))
第3部 獲得的要因を身につければレジリエンスを高められるのか(資質的要因・獲得的要因の時間的変化(研究3)
資質的要因・獲得的要因のリスクに対する効果(研究4))
第4部 資質的要因・獲得的要因の導くレジリエンスはどう異なるか(資質的要因・獲得的要因と「傷つきからの立ち直り」(研究5))
第5部 資質的要因の少ない人への臨床心理学的介入のために(個人差に応じたレジリエンスのサポートとは)
著者等紹介
平野真理[ヒラノマリ]
2007年日本女子大学人間社会学部心理学科卒業。2009年東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース修士課程修了。2013年東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース博士課程修了。博士(教育学)。現在、東京家政大学人文学部心理カウンセリング学科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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