朝鮮の近代と尹致昊―東アジアの知識人エトスの変容と啓蒙のエクリチュール

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朝鮮の近代と尹致昊―東アジアの知識人エトスの変容と啓蒙のエクリチュール

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  • サイズ A5判/ページ数 400p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130160384
  • NDC分類 221.05
  • Cコード C3022

出版社内容情報

19世紀から20世紀へといたる転換期を生きた知識人・尹致昊(ユン・チホ)の人生,思想を通して,東アジアの近代を再考する試み.東アジアの知識人として,近代ヨーロッパといかに向き合い,新たな近代をめざしたのか,歴史的・文化的・思想的な諸文脈から総合的に理解し,変容する時代のダイナミズムを描く.

〈主要目次〉
序 章 近代東アジア/朝鮮の知識人 

第一部 朝鮮知識人と西洋体験 
第一章 尹致昊の海外経験と英語学習――東アジアの辞書学と朝鮮知識人の英語リテラシー
第二章 漢詩文で〈再現〉された西洋――『海天秋帆』『海天春帆小集』『環??艸』と理想郷の修辞
第三章 英文で〈再現〉された西洋――「日記」に記されたヨーロッパと朝鮮使節の文化的ダイナミズム 

第二部 朝鮮の近代と啓蒙のエクリチュール 
第四章 朝鮮開化期の民会活動と「議会通用規則」――「議会通用規則」の流通と翻訳の様相を中心に
第五章 イソップ寓話の翻訳と『ウスンソリ(笑話)』
第六章 漢字漢文教育の変容と『幼学字聚』

第三部 尹致昊の政治思想の変容と自由思想 
第七章 尹致昊の改革と啓蒙の論理――主権をめぐる政治思想の変容
第八章 尹致昊の啓蒙思想とキリスト教的自由――福沢諭吉の自由観と宗教観の比較を通じて
第九章 植民地朝鮮と自助論の政治的想像力――1910年代における尹致昊と崔南善の自助論

終 章 東アジア/朝鮮の近代と尹致昊 

【付録】尹致昊(1865-1945)年譜

Korean Modernity and Yun Ch'i-Ho: Ethos of Asian Intellectuals and the Ecriture of Enlightenment
Chung-Hee RYU

柳 忠熙[リュウ チュンヒ]
著・文・その他

目次

近代東アジア/朝鮮の知識人
第1部 朝鮮知識人と西洋体験(尹致昊の海外経験と英語学習―東アジアの辞書学と朝鮮知識人の英語リテラシー;漢詩文で“再現”された西洋―『海天秋帆』『海天春帆小集』『環〓〓艸』と理想郷の修辞;英文で“再現”された西洋―「日記」に記されたヨーロッパと朝鮮使節の文化的ダイナミズム)
第2部 朝鮮の近代と啓蒙のエクリチュール(開化期朝鮮の民会活動と「議会通用規則」―「議会通用規則」の流通と翻訳の様相を中心に;イソップ寓話の翻訳と『ウスンソリ(笑話)』
漢字漢文教育の変容と『幼学字聚』)
第3部 尹致昊の政治思想の変容と自由思想(尹致昊の改革と啓蒙の論理―主権をめぐる政治思想の変容;尹致昊の啓蒙思想とキリスト教的自由―福沢諭吉の自由観と宗教観の比較を通じて;植民地朝鮮と自助論の政治的想像力―一九一〇年代における尹致昊と崔南善の自助論)
東アジア/朝鮮の近代と尹致昊

著者等紹介

柳忠煕[リュウチュンヒ]
1980年韓国大邱市生まれ。2006年成均館大学校国語国文学科及び比較文化学科卒業。2008年成均館大学校大学院比較文化協同課程碩士(修士)課程修了。2011年東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。2016年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。東京大学東洋文化研究所、東京大学IHSプログラム特任研究員を経て、現在、福岡大学人文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

19
朝鮮の知識人 尹致昊(1865-1945)の人生と思想を通して東アジアの近代を再考する試み。◇日本・中国・アメリカへの留学を経て、キリスト教に目覚め、それまでの儒学的政治思想から人民主権の思想へと転換していき、朝鮮人の啓蒙・教育活動に力を入れる。植民地統治下でも朝鮮人個々人の素養の発展は可能だとする考えは、植民地という現実を容認する要因でもあったようだ。従来の〈親日〉〈協力/抵抗〉という枠組に収まらない植民地朝鮮における知識人の有り様については、今後更に分析が必要だとしている。2019/05/21

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