レヴィナスと「場所」の倫理

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  • サイズ A5判/ページ数 382,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130160339
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C3010

出版社内容情報

レヴィナスの思想を「場所」という概念を軸に時代に沿って分析し、その倫理が組み立てられる展開を描き出す。

レヴィナスの思想を「場所」という概念を軸に時代に沿って分析し,その倫理が組み立てられる展開を描き出す.哲学・倫理的著作とユダヤ教関連の著作の本質的な連関に着目し,イスラエル国家の問題にまで迫る.これまでにない包括的なレヴィナス像を提示する力作.【第3回東京大学南原繁記念出版賞受賞作】

<strong>※本書の序を<a href="http://www.utp.or.jp/topics/files/sample/sample_16033.pdf">こちらのPDFファイル</a>(846KB)で読むことができます</strong>.ぜひご参考ください.

序 レヴィナスの「場所」へ
第I部 具体性の諸相
第1章 現象学による具体的空間の復権
第2章 存在への繋縛と存在からの逃走
第3節 異教とユダヤ教
第II部 環境世界と根源的場所
第1章 『実存から実存者へ』の「世界」概念
第2章 〈ある〉と融即
第3章 〈ある〉からの脱出――「場所」の所有
第III部 居住と彷徨
第1章 存在論批判へ――五〇年代の展開
第2章 居住の倫理――『全体性と無限』
第3章 他性の在り処――《同》から《他》へ
第IV部 非場所の倫理
第1章 場所論的転回――「場所」から「非場所」へ
第2章 『存在するとは別の仕方で』の場所論的読解
第3章 「非場所」のさまざまな相貌
第V部 レヴィナスとイスラエル
第1章 離散とイスラエルのはざまで
第2章 困難なシオニズム――六日戦争とそれ以後
結び 「場所」をこえて

【著者紹介】
藤岡 俊博
藤岡俊博:滋賀大学経済学部社会システム学科准教授

内容説明

レヴィナス思想における哲学とユダヤ教という次元の架橋へ。ツェランら詩人との思想交流から、イスラエル国家の問題まで―「場所」という概念を軸に包括的なレヴィナス像を描き出す。第3回東京大学南原繁記念出版賞受賞作。

目次

第1部 具体性の諸相(現象学による具体的空間の復権;存在への繋縛と存在からの逃走;異教とユダヤ教)
第2部 環境世界と根源的場所(『実存から実存者へ』の「世界」概念;“ある”と融即;“ある”からの脱出―「場所」の所有)
第3部 居住と彷徨(存在論批判へ―五〇年代の展開;居住の倫理―『全体性と無限』;他性の在り処―“同”から“他”へ)
第4部 非場所の倫理(場所論的転回―「場所」から「非場所」へ;『存在するとは別の仕方で』の場所論的読解;「非場所」のさまざまな相貌)
第5部 レヴィナスとイスラエル(離散とイスラエルのはざまで;困難なシオニズム―六日戦争とその後;「場所」をこえて)

著者等紹介

藤岡俊博[フジオカトシヒロ]
1979年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(地域文化研究専攻)。博士(学術)。現在、滋賀大学経済学部准教授。『レヴィナスと「場所」の倫理』で第3回東京大学南原繁記念出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Bartleby

11
レヴィナスの著作にしばしば現れる「場所」に関する記述に注目することで、彼の行き着いた思想が「非場所の倫理」として描き出されている。宇宙開発に危機感を感じたハイデガーとガガーリンを称えたレヴィナスとの対比であったり、イスラエルの問題に対する彼の態度であったりと具体的な事柄を絡めて論じられているので抽象的な議論の流れにもついていきやすい。場所と非場所、倫理と政治の両立を巡る問題が興味深かった。2015/03/03

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