精神医学の歴史と人類学

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  • サイズ A5判/ページ数 248,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130141826
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3310

出版社内容情報

人びとは精神医学にどのように向き合ってきたのか――その歴史を問い直し、人類学の視点から実践を捉えなおす。精神疾患が注目される近現代,精神医学と社会の関係は変わりつづけている.第1部では,表象,専門職,宗教,メディアという観点から精神医学の歴史を問いなおす.第2部では,人類学の視点から精神医学の実践を捉えなおす.

第1章 総論――精神医学の歴史と人類学(鈴木晃仁・北中淳子)



第1部 精神医学の歴史

 第2章 精神疾患の声の歴史――近代日本の精神科臨床と文学(鈴木晃仁)

 第3章 専門職間闘争における精神科医――19世紀末の英米における業域の拡大(高林陽展)

 第4章 精神医学と精神療法における宗教――探究のための枠組み(クリストファー・ハーディング/石渡崇文・高林陽展訳)

 第5章 精神医学とマスメディアの近代――20世紀初頭日本の新聞メディアを事例として(佐藤雅浩)



第2部 精神医学の人類学

 第6章 文化と病いの経験(江口重幸)

 第7章 精神医学による主体化――精神療法とバイオロジーの人類学(北中淳子)

 第8章 日本社会における精神医学の権限と家族(エイミー・ボロヴォイ/安斎恵子訳)

 第9章 人類学・精神医学・科学――PTSDにおける記憶の生成(アラン・ヤング/南学正仁・北中淳子訳)



執筆者・訳者紹介



Philosophy of Psychiatry 2 : History and Anthropology of Psychiatry



鈴木 晃仁[スズキ アキヒト]
鈴木 晃仁
鈴木晃仁:慶應義塾大学経済学部教授

北中 淳子[キタナカ ジュンコ]
北中 淳子
北中淳子:慶應義塾大学文学部教授

内容説明

精神疾患が注目される近現代、精神医学と社会の関係は変わりつづけている。第1部では、表象、専門職、宗教、メディアという観点から精神医学の歴史を問いなおす。第2部では、人類学の視点から精神医学の実践を捉えなおす。

目次

総論 精神医学の歴史と人類学
第1部 精神医学の歴史(精神疾患の声の歴史―近代日本の精神科臨床と文学;専門職間闘争における精神科医―一九世紀末の英米における業域の拡大;精神医学と精神療法における宗教―探究のための枠組み;精神医学とマスメディアの近代―二〇世紀初頭日本の新聞メディアを事例として)
第2部 精神医学の人類学(文化と病いの経験;精神医学による主体化―精神療法とバイオロジーの人類学;日本社会における精神医学の権限と家族;人類学・精神医学・科学―PTSDにおける記憶の生成)

著者等紹介

鈴木晃仁[スズキアキヒト]
慶應義塾大学経済学部教授。医学史

北中淳子[キタナカジュンコ]
慶應義塾大学文学部教授。医療人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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袖崎いたる

5
ワクワクする。人類は単純で、それゆえに複雑で…っていう話。クスリを処方され、適応を課されるという現象に、記述人類学の知の積載。2018/09/25

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