出版社内容情報
人びとは精神障害にどう向き合ってきたのか――その哲学的な基礎を探究するシリーズ。【全3巻/第1回配本】精神障害の分類と診断が難しいなか,哲学や精神医学は精神障害とどのように向き合うのか.思考吹入や妄想についての哲学的考察に加え,現象学的精神病理学や精神分析の現状,そして現代の精神医学のさまざまなアプローチの到達点を総観する.【シリーズ全3巻/第1回配本】
第1章 総論――精神医学の科学と哲学(石原孝二)
第1部 精神医学と哲学
第2章 思考吹入と所有者性(信原幸弘)
第3章 妄想の形成と維持――二要因理論と予測エラー理論(宮園健吾)
第4章 現象学と精神病理学(トーマス・フックス/田中彰吾訳)
第5章 精神分析の実践と思想(立木康介)
第2部 精神医学の科学論
第6章 症候群としての統合失調症――生物学的研究からの再検討(糸川昌成)
第7章 ポストモノアミン時代の精神薬理学――シニシズムを超えて(黒木俊秀)
第8章 認知行動療法の基礎と展開(石垣琢麿)
第9章 生物・心理・社会モデルの折衷主義を超えて――ガミーの多元主義とヤスパースの方法論的自覚(村井俊哉)
石原 孝二[イシハラ コウジ]
石原 孝二
石原孝二:東京大学大学院総合文化研究科准教授
信原 幸弘[ノブハラ ユキヒロ]
信原 幸弘
信原幸弘:東京大学大学院総合文化研究科教授
糸川昌成:東京都医学総合研究所病院等連携研究センター長/東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
糸川 昌成[イトカワ マサナリ]
糸川 昌成
東京都医学総合研究所病院等連携研究センター長/東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
内容説明
精神障害の分類と診断が難しいなか、哲学や精神医学は精神障害とどのように向きあうのか。思考吹入や妄想についての哲学的考察に加え、現象学的精神病理学や精神分析の現状、そして現代の精神医学のさまざまなアプローチの到達点を総観する。
目次
総論―精神医学の科学と哲学
第1部 精神医学と哲学(思考吹入と所有者性;妄想の形成と維持―二要因理論と予測エラー理論;現象学と精神病理学;精神分析の実践と思想)
第2部 精神医学の科学論(症候群としての統合失調症―生物学的研究からの再検討;ポストモノアミン時代の精神薬理学―シニシズムを超えて;認知行動療法の基礎と展開;生物・心理・社会モデルの折衷主義を超えて―ガミーの多元主義とヤスパースの方法論的自覚)
著者等紹介
石原孝二[イシハラコウジ]
東京大学大学院総合文化研究科准教授。科学哲学、当事者研究
信原幸弘[ノブハラユキヒロ]
東京大学大学院総合文化研究科教授。心の哲学
糸川昌成[イトカワマサナリ]
東京都医学総合研究所病院等連携研究センターセンター長、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。精神医学、分子生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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袖崎いたる
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