精神医学の科学と哲学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 219,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130141819
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3310

出版社内容情報

人びとは精神障害にどう向き合ってきたのか――その哲学的な基礎を探究するシリーズ。【全3巻/第1回配本】精神障害の分類と診断が難しいなか,哲学や精神医学は精神障害とどのように向き合うのか.思考吹入や妄想についての哲学的考察に加え,現象学的精神病理学や精神分析の現状,そして現代の精神医学のさまざまなアプローチの到達点を総観する.【シリーズ全3巻/第1回配本】

第1章 総論――精神医学の科学と哲学(石原孝二)



第1部 精神医学と哲学

第2章 思考吹入と所有者性(信原幸弘)

第3章 妄想の形成と維持――二要因理論と予測エラー理論(宮園健吾)

第4章 現象学と精神病理学(トーマス・フックス/田中彰吾訳)

第5章 精神分析の実践と思想(立木康介)



第2部 精神医学の科学論

第6章 症候群としての統合失調症――生物学的研究からの再検討(糸川昌成)

第7章 ポストモノアミン時代の精神薬理学――シニシズムを超えて(黒木俊秀)

第8章 認知行動療法の基礎と展開(石垣琢麿)

第9章 生物・心理・社会モデルの折衷主義を超えて――ガミーの多元主義とヤスパースの方法論的自覚(村井俊哉)



石原 孝二[イシハラ コウジ]
石原 孝二
石原孝二:東京大学大学院総合文化研究科准教授

信原 幸弘[ノブハラ ユキヒロ]
信原 幸弘
信原幸弘:東京大学大学院総合文化研究科教授

糸川昌成:東京都医学総合研究所病院等連携研究センター長/東京大学大学院新領域創成科学研究科教授

糸川 昌成[イトカワ マサナリ]
糸川 昌成
東京都医学総合研究所病院等連携研究センター長/東京大学大学院新領域創成科学研究科教授

内容説明

精神障害の分類と診断が難しいなか、哲学や精神医学は精神障害とどのように向きあうのか。思考吹入や妄想についての哲学的考察に加え、現象学的精神病理学や精神分析の現状、そして現代の精神医学のさまざまなアプローチの到達点を総観する。

目次

総論―精神医学の科学と哲学
第1部 精神医学と哲学(思考吹入と所有者性;妄想の形成と維持―二要因理論と予測エラー理論;現象学と精神病理学;精神分析の実践と思想)
第2部 精神医学の科学論(症候群としての統合失調症―生物学的研究からの再検討;ポストモノアミン時代の精神薬理学―シニシズムを超えて;認知行動療法の基礎と展開;生物・心理・社会モデルの折衷主義を超えて―ガミーの多元主義とヤスパースの方法論的自覚)

著者等紹介

石原孝二[イシハラコウジ]
東京大学大学院総合文化研究科准教授。科学哲学、当事者研究

信原幸弘[ノブハラユキヒロ]
東京大学大学院総合文化研究科教授。心の哲学

糸川昌成[イトカワマサナリ]
東京都医学総合研究所病院等連携研究センターセンター長、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。精神医学、分子生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

袖崎いたる

9
ゆえあって2時間で駆け足で読む。とっても良い。医学のマズさ。これは三巻へ至る批判への道筋。要諦としては主体的ってのは意味をひと任せにしないってこと。2018/09/17

Go Extreme

2
精神医学の科学と哲学 精神医学と哲学: 思考吹入と所有者性 妄想の形成と維持―二要因理論と予測エラー理論 現象学と精神病理学 精神分析の実践と思想 精神医学の科学論: 症候群としての統合失調症―生物学的研究からの再検討 ポストモノアミン時代の精神薬理学―シニシズムを超えて 認知行動療法の基礎と展開 生物・心理・社会モデルの折衷主義を超えて―ガミーの多元主義とヤスパースの方法論的自覚2021/07/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11126630
  • ご注意事項